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4042 東ソー一時急落 誤発注?を考える

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チャート1:4042 東ソー 5分足 2日チャート

4042 東ソーが昨日(2017年2月24日)寄りすぐに一時21%となる798円と大幅な安値を付けました。


安値を付けた後は9:25まで寄らずに、寄ったときは130円高い985円となっています。安値を付けたのは一瞬だけです。

どうやらどこかの大人がやらかしたようです。誤発注です。

チャート1は5分足2日チャートです。1本だけびっくりするほど長い陰線があります。出来高を見ても、急に増えています。この2つを並べると、寄ってすぐに買い板を一気に食い尽くす売りが出たように見えます。


9時台の5分では、売買代金は844,746,000円で、出来高は915,000株です。これが全部やらかした大人の売りだとすると、平均約定単価(9:00-9:05のVWAP:加重平均単価)は、923.22円となります。

--みょ 細かい取引詳細が手に入ったの?

いえ。VWAPは単純に売買代金を出来高で割れば求まります。


もしも、慌てて返済買いを入れたとすると、9:25台の出来高が9:00の出来高を大きく上回っていますので、9:25台に約定していると考えられます。

9:25-9:30の平均約定単価は1004.55円です。仮にここですべての返済買いを済ませたとすると、出来高をかけて74,421,038円の損失となります。ワンクリック7千400万円です。

一気に返済せずに1日かけて返済買いを入れたとすると、9:25以降の平均約定単価989.86円で処理したと考えられます。

同様に出来高をかけて60,972,065円の損失となります。多少損失は減りますが、それでもワンクリック6千万円です。

ワンクリック詐欺師もびっくりです。


もちろん。9:00台の売りがすべてやらかした大人一人のものではないと思います。

逆指値とかで成り売りを仕掛けていた投資家の多くは巻き込まれているはずです。とんだとばっちりです。逆指値も成り行き注文は注意が必要なのかもしれません。

逆に、現実味のない買い指値を入れていた人には思わぬ幸運が転がり込んできました。安値798円で、売買単位が1,000株ですから、少なくとも1単位は798円で約定していますので、すぐ売っても18万円の利益です。

現実味がなくても、指しておくと何かいいことがあるのかもしれません。

ジェイコム誤発注事件は特別だとしても、大人の誤発注は大変です。ワンクリックが大幅な損失につながりかねません。

いろいろ考えさせられる値動きでした。

ATRトレーリングストップの検証 7203 トヨタ自動車

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チャート1:7203 トヨタ自動車日足6か月チャート 執行条件

トランプ大統領が決定してから、自動車業界は大変です。トランプさんのつぶやきや発言に振り回されています。


以前「ATRトレーリングストップ」で手仕舞い時に逆指値の執行条件を決めるという記事を書きました。

この「ATRトレーリングストップ」で、実際にトレードしたことを考えます。

チャートを見ながら恣意的に売買したのでは検証になりませんので、売買方法を決めてルールに当てはめた売買を検証してみます。

まず、買いのルールは「執行条件を下回って手仕舞いした翌営業日の始値」とします。

売りのルールは「執行条件を下回ったとき」です。手仕舞いの価格は執行条件となります。ここで問題になってくるのが、前営業日には執行条件を下回らずに、当日の寄値で窓を開けて下落(ギャップダウン)して執行条件を割り込んだ場合です。

その場合は当日の始値が手仕舞い価格とします。いくら安くなっていてもです。

手数料も無視できませんので、1株8円(100株で800円)と仮定しました。


7203 トヨタ自動車で検証した結果、上のルールで取引すれば倍率をある程度変えてもプラスになることが分かりました。

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チャート2:チャート1に利益があった取引に赤、損失に緑でマークを追加

ATRに倍率3で執行条件を設定すると6か月間で1株260円の利益、1.5倍だと803円の利益となりました。約12%の利益です。


チャート2を見ると、トランプラリーで大きく利益が出ていることが分かります。

トランプラリーの2回の取引を除外すると1株264円のマイナスになります。ほとんど手数料のマイナスだったりします。

たまたま今回のトランプラリーが「ATRトレーリングストップ」に向いていただけなのかもしれませんが、今後も検証する価値は十分にあると思っています。

※もちろん。今回の7203 トヨタ自動車で「たまたま計算上」プラスになっていたということですので、確実にプラスになるわけではありません。

6753 シャープ株式会社 自主再建最後のタイミングはいつだったのか

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というわけで、6753 シャープ株式会社は平成28年3月期決算で債務超過に陥っていることがはっきりして、東証の上場ルールによると、東証2部への指定替えとなる見通しです。


債務超過とは「赤字と債務超過と倒産と」で確認したように、会社が持っている資産をすべて売って現金に換えても負債が返済できない状態です。

つまり、会社には借金しかないのです。この債務超過に陥ると、会社は解散して債権者に資産を分配するか、再生に手を挙げた会社が一度100%減資を行って、株式を清算してから再生を行うかというのが一般的です。

シャープは、昨年までは純資本が残っていましたので、昨年の段階では再生する団体が新たに資産を注入して再生するという流れになっていました。ところがここにきて債務超過です。

純資産額は312億円のマイナスで、28年3月期の純損失が2,531億円となっています。売り上げに至っては、2兆4615億円となっています。

--むにゅぅ もうちょっとがんばればなんとかなったかもしれないみょ

そうですね。以前「6753 シャープ(株) 株主総会」でも書きましたが、どうも経営陣の危機感を感じられません。

ホンハイ傘下になるにしても、純資産が残っているか債務超過に陥っているかで条件は全く違うと思います。たとえ1円でもいいのです。どうして資産が残るような道を選べなかったのかと思ってしまいます。


平成23年には1兆円あった純資産が毎年目減りして、平成26年には一度少しだけ(115億円)黒字が出ています。シャープは日本を代表する大企業だったのですから、赤字が続いているときに115億円の黒字では全く足りないことはわかるはずです。

抜本的な経営改革を実施するチャンスはあったはずなのです。それは資本金を1億円に減資して中小企業になるとかの奇策ではなくて、本業で大企業としてのちゃんとした利益を上げる道を選択できる最後のチャンスだったと思います。

自分たちでやばいことに気が付いて、えらいこっちゃと言って取り組んだ結果が115億円の利益なのですから、ここが最後のチャンスだったと思います。

経営陣は、自分たちで再建できないと思ったら、潔く身を引いて再建できる能力を持った人に託すべきです。社内にいなければ社外からでもトップを文字通りヘッドハントしてくるべきだと思うのです。平取とかではなくて、日産のゴーンさんのような本当のトップを。


このブログに何度か書いているように、個人的にはシャープの製品は好きでした。会社員だったときには情報交換に本社に行ったこともあります。

だからこそ悔しいのです。情報交換で応対してくれた技術者やデザイナーは、みなさん有能で真剣に取り組んでいました。彼らがみんなホンハイグループの社員になるのかと思うと残念でなりません。

ホンハイは、2012年(平成24年)に670億円の出資を白紙撤回しています。そして、今回も人員削減はしないといっていながら、人員削減の話が出ています。また、太陽光発電から撤退するといっていたのが、全力を挙げて取り組むと言い出しました。

これからも両社の発言には目が離せないと思っています。

JPX日経インデックス400はスマートベータ指数?

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出所:SBI証券 HYPER SBI 日経平均、JPX日経400、TOPIX相対チャート 2014年1月~

日本の株式市場全体を表す代表的な指数として、日経平均株価とTOPIX(Tokyo Stock Price Index:東証株価指数)があります。


日経平均株価は、日本経済新聞社が日本を代表する企業225社を、ダウ平均株価の方式で修正した株価を算出している修正株価平均型指数です。

それに対して、TOPIXは、東京証券取引所が東証1部上場銘柄を加重平均して算出している時価総額加重平均型指標です。

--うにゃ? 単純に平均したのではだめなの?

うん。市場全体の様子を表すには、特定の銘柄の値動きに大きく左右されるようではいけませんし、連続性が担保されないといけません。

たとえば、株価100円の銘柄が150円に上がったのと、株価10,000円の銘柄が10,050円に上がったのとが同じじゃあ困るのです。また、1株を100株に分割すると株価も100分の1になりますので、そのまま平均したのでは、昨日と比べられません。それも困る。

それで、各銘柄のインパクトができるだけ同じになるように、連続して比較できるように計算しているのです。


市場全体の値動きを調べるこれらの指標に対して、市場全体を上回るパフォーマンスが期待できる銘柄を組み入れた指数が「スマートベータ指数」です。スマート(賢い)ベータ(市場平均連動性)なのです。

そこで、「JPX日経インデックス400」です。JPX日経インデックス400は、日経平均の日本経済新聞社とTOPIXの東京証券取引所と親会社の日本取引所グループが、自己資本利益率(ROE)などを重視して共同で開発した指標です。

JPX日経インデックス400は、2014年1月6日から公表されていますので、公表から2年以上経過しています。ということで、3つの指標を比較したのが上のチャートです。


JPX日経インデックス400は、スマートベータ指標だと思っているのですが、ほかの指標と違いがありません。目玉はROEなのですが、このチャートを見る限り、ROEでスクリーニングをかけても意味がないということになります。

いや。本来自己資本利益率は大切な比率です。PBRをPERで割っても求まりますので、両方の指標を加味した比率だともいえます。ROEが預金金利よりも低かったら、会社なんか作らずに銀行に預けておいたほうが儲かるという会社の存在意義に関する比率なのです。

でも、今のところ実際のチャートでは差が見られません。スマートベータの考え方は間違っていないと思いますが、実際には難しいというのが本当のところなのかもしれません。

ちなみにTOPIXの代わりにマザーズ指数を表示するとこんな感じです。投資は本当に難しい。

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出所:SBI証券 HYPER SBI 日経平均、JPX日経400、マザーズ指数相対チャート 2014年1月~


官製指標? JPX/S&P 設備・人材投資指数

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出所:JPX ETF新規上場銘柄

2016年5月19日に2本、25日に1本同じテーマで新規ETFが上場されます。一気に3本です。同じテーマです。


--同じテーマで3本って違いがわからないみょ 誰が買うの?

うん。買ってくれる相手は決まっています。日銀が買うことになっているのです。

日銀は、昨年12月に今年4月から「設備・人材投資に積極的な企業の株式を組み入れるETF」を年間3000億円買い入れることを発表しました。


ところが、そのようなETFがなかったために、まず日本取引所グループ(JPX)がS&Pと共同で、「JPX/S&P 設備・人材投資指数」を設定しました。

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出所:JPX S&P 「設備投資・人材投資」に着目した新指数の共同開発について

この指標は、TOPIX構成銘柄から200銘柄選定して算出しています。


そして、その指標に連動するETFが3社から上場されるというわけです。パンフレットを見るとニュアンスが微妙に異なりますが、3社とも日銀のお墨付きをもらっています。

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JPX/S&P 設備・人材投資指数は、東証株価指数(TOPIX)をユニバースとして、流動性、信用力及び市場評価の安定性のスクリーニングを行い、総合スコアの算出対象を決定しています。総合スコアは「設備投資の成長性」、「設備投資の効率性」、「人材投資の充実度」の3点から評価を行い、総合スコア上位200銘柄が構成銘柄となります。各銘柄のウェイトは総合スコアに浮動株時価総額を乗じた値を用いて算出しています。

引用:【1481】 上場日本経済貢献【略称】パンフレット

MSCI日本株人材設備投資指数とは、日本に上場する大型・中型・小型株で構成される「MSCIジャパンIMI指数」をユニバースとして、初期フィルター(時価総額基準、流動性基準、Red Flag銘柄除外等)及び設備投資額基準・人的資本投資基準等により抽出される銘柄の中で、人的資本スコアの上位150銘柄を構成銘柄とする指数です。人的資本スコアとは、各企業の福利厚生や研修制度、インセンティブ報酬等の様々な施策を基に企業の人的資本の開発能力を評価するもので、MSCI ESGリサーチが企業の公開情報からスコアリングを行っています。銘柄の最大ウェイトは5%です。

引用:【1479】大和MSCI人材設備【略称】パンフレット

野村企業価値分配指数とは、国内の金融商品取引所に上場する全ての普通株式から、利益や配当、人件費、設備投資、研究開発等を基にした定量的な評価指標により選定される銘柄(上限300銘柄)で構成される時価総額加重平均型(3%ウェイト上限付)指数です。
野村企業価値分配指数は、2001年8月17日を基準日とし、当該基準日の指数値を10000として、野村證券株式会社が算出・公表しています。

引用:【1480】企業価値ETF【略称】パンフレット


今回上場する3本のETFは、少なくとも合計で年間3000億円の買い入れが決まっています。

信託報酬は日興アセットマネジメントと大和証券投資信託委託が0.35%、野村アセットマネジメントが0.23%と、インデックスファンドに比べて多少お高めとなっています。

どうも、3社とも素直に「JPX/S&P 設備・人材投資指数」への連動で運用するつもりはないように見えます。とはいっても、指標からの乖離が大きいと、新たにインデックスファンドが上場されると思いますので、運用成績は指標に収斂していくように思います。

しばらくは、指標との差異に注目したいと思っています。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話がメインになるかな?

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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