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1ドル106円台を考える

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遂に1ドル106円台に突入しました。もちろんきっかけは日銀の政策決定会合で追加緩和を見送ったことです。


そもそもマーケットは日銀の追加緩和を期待して、催促相場っぽくなっていました。そこに、4月22日の「Bloomberg」の「日銀が貸し出しにもマイナス金利導入のニュース」が飛び込んできました。

マーケットはすっかりその気です。追加緩和を織り込んで、FOMCと日銀の政策決定会合を待っていました。FOMCは無事終了して、次は日銀です。

ところが、黒田おじさんです。今まで数々のサプライズを発表してすっかり気をよくしている黒田おじさんです。市場の催促に素直に答えたくないのかもしれません。ということで現状維持です。


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2016年4月28日お昼に現状維持が伝わると、市場は一変しました。後場は急激に円高株安が進んで、引けました。そして日本はゴールデンウィークに突入するのです。

日経平均が16,666.05円で引けたあと、先物は15分遅れで16,500.00円まで下がって、翌4月29日のシンガポールでは15,845.00円で、シカゴでは15,880.00円です。

為替も、1ドルが106.36円です。106円台に突入です。

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フィボナッチ級数 その3」に書いたように、この1ドル106円台という水準は、テクニカル分析の勉強を始めるきっかけとなった数字です。

長期ドル円チャートを見ると、値幅50.54のフィボナッチ級数0.382倍に相当する数字が1ドル106.55円なのです。


この水準で止まって反転すればいいのですが、この水準を割り込むとなると、下にはしばらく心理的節目しかありません。困ったもんです。

黒田おじさんはサプライズが好きなのですから、しばらくはあてになりません。ここは、政府に期待するしかなさそうです。

日銀はしばらくあてにできなくて、政府に頼るしかないとなった時には、黒田おじさんは寂しくなります。黒田おじさんは寂しがり屋でサプライズ好きですから、市場からの催促がなくなればきっとサプライズを仕掛けてくると思います。それまでの辛抱です。

日本はゴールデンウィークなのですから、5月2日以外は動けません。とはいっても、慌てて動くのは少し危険だと思います。ここはじっくりと感慨市場の動きを観察して、休み明けに備えたほうがいいのかもしれません。

3月期決算の傾向 速報版

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出所:SBI証券 HYPER SBI ドル円日足チャート3年

ということで、決算短信が続いています。ここまで500社ちょっとを確認して、ここまでの傾向を確認してみます。


今年の傾向として、赤字の企業が少ないように思います。多くの会社がそこそこ利益を計上しています。素晴らしい。

そんな中にも、もちろん赤字の企業があります。

昨年度が黒字で、今年度赤字になっている企業の傾向として、「為替差益」があげられます。昨年度は為替差益で黒字が出ていたけど、今年度はそれがごっそりと無くなって、そのまま赤字に陥っています。

ドル円チャートを見ると、今年度が悪かったというよりも昨年度大きく円安に動いただけのように見えます。やはり本業で利益が出ていないと、環境の変化についていけないようです。


でも、昨年度黒字だった会社はまだいいのです。2年連続の赤字企業にも傾向があります。こっちはたちが悪い。

もちろん、赤字企業そのものが少なめですから、2年連続の赤字企業はもっと少ないのですが、その少ない2年連続赤字企業は本当に危ないのです。

流動資産よりも流動負債のほうが大きいのに加えて、債務超過だったり、債務超過に陥るところだったりで、はっきり言ってカウントダウンが始まっています。

そういった銘柄はOne Noteにメモしていますが、今のところ3社。500社ちょっとチェックして3社です。ほかの会社が好調だから目立つのかもしれませんが、上場企業で0.6%というのはちょっと多い気がします。

だからと言って、この3社がすべて倒産して、ほかの会社はすべて生き残るというわけではありませんが、注意銘柄であることは確かです。


調子がいい企業が多いことを見ても、特に今年度の為替変動が企業業績を大きく棄損したわけではなくて、昨年度の為替差益にごまかされて本業にテコ入れできなかった企業が、為替差益の下駄を外されて赤字が露呈しているだけだと思います。

数少ない赤字企業ですから、見えてくるものもあると思います。やはり本業の収益が大切なのだと実感させられる今回の決算発表です。

損益計算書を読み解く

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前回「貸借対照表を読み解く」で貸借対照表をざっくりと見てみました。貸借対照表と来れば「損益計算書」です。


損益計算書は、当該期間の収入と支出を記載して、損益がどうなっているかを表しています。家計で考えると、家計簿です。

--もきち♪家の家計簿と見た目が全然ちがうみょ

そうですね。決算短信ではまとめて書いてありますので、個々のキャベツがいくらだったとかは書いてありません。そして、お約束に沿って書かれていますので、見た目は家計簿と異なりますが、中身は家計簿と一緒です。


前回に引き続いて、メルコの損益計算書を見ていきます。貸借対照表と同様に「合計」がありますので、「合計」に含まれている項目を消していきます。

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すっきりしました。


損益計算書には、知らない人にはわかりにくいようなトラップが仕掛けられていると思います。単純に足していくとまったく意味のない数字が出来上がります。引いていっても同じです。

収入と支出と途中の計算値が並んでいるのです。色分けしてみました。収入を赤、支出を青、途中の計算値を黄色バックにしてみました。

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--むにゃ? 黄色バックは「利益」ばっかりだみょ 利益がいくらなのかわかんないみょ

うん。以前「利益はいくら? その2」で見たように、利益というのは業種や用途によっていろいろあります。個々の利益については過去の記事を見てもらうとして、その期間の業績をざっくりとみるには「経常利益」を見ることをお勧めします。


財務諸表は、そもそもお上が税金を徴収するための資料だと思っています。ですから、企業活動を知るために必要な情報はすべて記載されていますし、もしも間違いがあれば大変なことになります。

ただし、投資家が企業状態を分析するための資料としては不親切なところもあります。慣れれば読みやすいのですが、知らない人には至極読みにくい書類だと言えます。

ですから、投資家向けには別途説明資料が添えられています。そちらは見栄えもよくまとめられていますが、企業によって様式もまちまちですし、逆にじっくりと読まないと知りたいことがわからなかったりします。

特に決算時期になると大量の決算を読みたいのですから、数をこなすには財務諸表で変化を見て、気になる企業について説明資料を補足的に利用するというのがいいのではないかと思っています。

貸借対照表を読み解く

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データ出所:6676 株式会社メルコホールディングス 2016年3月期決算短信

決算短信データXBRLをWebブラウザで表示する」で、Excelにドロップして取り込みました。せっかくですのでExcelで検証していきます。6676 株式会社メルコホールディングスを例に進めますが、たまたまタイミングが良かっただけで他意はありません。


まずは「貸借対照表」です。貸借対照表は今ある資産を「どのような形で持っているか」と「どうやって集めたか」を表したものです。

つまり、現金はいくらあって、有価証券や不動産はいくらあるのかと、自分のお金と借金はどうなっているのかを表しています。

家計で考えると、現金預金と株式などの有価証券と貴金属と自動車と住宅を持っていて、未請求のクレジットカード支払いと自動車ローンと住宅ローンが残っているといった具合です。


ということで、メルコの貸借対照表を見ていきます。現金預金とか有価証券とか並んでいますが、「***合計」という欄もあります。今回は大まかな検討を進めるとして、この「合計」に含まれている項目をざっくりと消してしまいます。

とは言っても、合計の合計もあります。これを全部消していくと、「資産合計」と「負債純資産合計」だけになっちゃいます。それでは困るので、「合計」は消さずに、「合計」の「合計」を消しちゃいます。

貸借対照表はすっきりしました。

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積み上げ棒グラフにしてみました。軸目盛は逆にしてあります。

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貸借対照表は、一般的に流動性が高い物から書かれています。つまり、同じ資産でも、現金ならばすぐに支払いに充てられますが、不動産だったら売却するのは大変です。請求が来たからと言って簡単には支払いに充てられません。

負債も同様で、家計で考えるとクレジットカードの請求にはすぐに支払える準備が必要ですが、住宅ローンを完済する準備は必要ありません。必要なのは、さしあたっての請求を支払えるだけの準備があるかどうかです。

先ほどのグラフを見ると、資産の部ではほとんどが現金預金などの流動資産で、流動負債どころか固定負債も完済することも可能です。つまり、倒産可能性は限りなくゼロに近いと言えます。

貸借対照表を使えば一目瞭然なのです。

ただし、装置産業の電力会社などは、固定性配置法がとられて、固定資産から記載されています。


貸借対照表では、今まで「倒産可能性」を強調してきましたが、もちろんそれだけではありません。債務超過ってのも貸借対照表で確認しますし、自己資本比率も大切な検討項目ですし、売り上げが伸びれば流動負債が増えるし、流動資産が激減したとしても、その分固定資産が減っていれば問題がなかったりします。

読み込んでみるとなかなか面白いのですが、まずは「倒産可能性」だと思っています。

決算短信データXBRLをWebブラウザで表示する

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出所:日本取引所グループ 適時開示情報 適時開示情報閲覧サービス

ありがたいことに、上場企業の決算短信はインターネットで公開されていて、XBRL形式で提供されています。すべての上場会社です。そして、平成25年からHTMLデータも添付されています。


--アルファベットが並んでいるだけで何の事だか分んないみょ

うん。そうですね。XBRL(eXtensible Business Reporting Language)は、最初っから財務諸表などを分析活用するためにアメリカで作られたお約束です。世界的に普及しているようですが、決算短信以外で聞いたことがありません。

HTML(HyperText Markup Language)はWebページで使われているお約束ですから、Webブラウザで表示するページは全部これで書かれています。もちろんこのブログもHTMLで書かれています。

つまり、普段使っているWebブラウザでXBRLの内容が閲覧できるということです。

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調べてみたら、昨年も「決算書類のXBRLデータをエクセルに取り込む」との記事を書いていました。念のためにいざっくりとおさらいしながら見ていきます。

まず、日本取引所グループの適時開示情報閲覧サービスを開きます。ざっと見て目的の銘柄が見つかればいいのですが、見つからない場合は「適時開示情報検索へ」ボタンをクリックします。「開示情報検索」で「検索期間」と「キーワード検索」にキーワードを入力して検索します。

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「XBRL」ボタンをクリックするとすべてのファイルが入った書庫ファイル(ZIP)がダウンロードできます。


ダウンロードしたファイルをダブルクリックして「すべて展開」ボタンをクリックして解凍します。解凍されたフォルダーを開いて、そのまま検索します。「貸借対照表」とか「売上高」とかを検索すればHTMLファイルが表示されます。

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PDFファイルで閲覧すればいいという話もありますが、PDFはあくまでも印刷用のフォーマットです。印刷はきれいにできますが、データとして扱うには適しません。データとして扱うのであれば、HTMLのほうが扱いやすいのです。

Excelに取り込んでみればすぐにわかります。試しに、ExcelにHTMLファイルをドラッグしてドロップするとこんな感じです。

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楽ちんです。

日本語が文字化けしたら「日本語文字コード」を疑え

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3月決算企業の本決算短信も続々と発表されています。そこで財務分析しようとエクセルにコピーしたら、何だか怪しい呪文みたいになってしまいました。


--大変だみょ 壊れたみょ

いえ。壊れたわけではありません。条件によっては正常な現象なのです。元のデータもエクセルデータも正常なのです。

ややこしい説明は後回しにして、とにかくエクセルに張り付けるには、一度windows標準の「メモ帳」を起動します。メモ帳にそのまま張り付けてみます。

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--うにゃ? なおったみょ

うん。もともと壊れていませんから。メモ帳の内容をすべてコピーして、Excelに貼り付けます。

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貼り付けられました。


もう一度怪しい呪文のようなものを確認します。数字の部分はそのまま残っています。呪文っぽくなったのは日本語部分だけです。そう「文字化け」と呼ばれる現象です。

でも、別に化けているわけではないのです。ちゃんと表示されています。日本人に読めないだけなのです。

そもそもコンピュータの世界はアルファベットと数字と一部の記号の世界です。そこに、無理やり日本語を表示させているのです。だってビルゲイツは日本語を知らないわけですから。

最初はコンピュータメーカーで勝手に日本語表示を作っていましたが、それでは不便ですので、徐々に統一されてきました。それでも完全には統一されていません。パソコンは古くから「SHIFT_JIS」が使われてきて、UNIXは古くから「EUC」が使われてきました。

インターネットはUNIXのからくりを利用しています。そう。インターネットは古くから「EUC」の世界だったのです。でも、パソコンでインターネットの日本語が扱えないと困ります。そこで、Webブラウザやメールソフトなどのインターネットに関連するツールは「どちらも使える」ようになっています。

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出所:google chrome エンコード


--んじゃ エクセルもどちらも使えるようにすればいいんだみょ

いや。それは、文字コードを完全に統一できないのと同じ理由で難しいのです。仮に新しいExcelだけがいろいろな文字コードが使えるようになったとすると、文字コードを変えたファイルは他のファイルとコピペできません。

何とか他ファイルとの問題をクリアできたとしても、他のアプリとのコピペはどうなるでしょう。ビルゲイツのジレンマもわかります。

ユーザーが一度メモ帳を経由すればいいのです。


インターネットにはいろいろなデバイスで、いろいろな環境からアクセスできます。文字コードが乱立しているのに、普段はそれを意識しないで利用できているということは奇跡的なことです。

時々不具合が出るのはむしろ当たり前のことなのです。文字コードの問題は、「機種依存文字」や「HTMLの特殊文字」などと同種です。例えば「ひよこ投資家™」で使っている「™」はHTMLの特殊文字です。

「文字化け」は、みんなが自分の環境で使えるためのしくみの副作用として存在しているのです。足りない分は利用者の工夫で便利に使っていくのが平和なのだと思います。

日銀が貸し出しにもマイナス金利導入のニュース

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出所:ZAI ONLINE FXチャート 30分足

2016年4月22日の相場は、13時30分を境に一変しました。

急に上昇し始めたのです。最初は何があったのかわからずに、とりあえず含み益が出ている銘柄をこの隙に利食いしてしまおうと、利食いフォーメーションで逆指値を発動しました。


値動きを見ながら情報収集です。ネットとニュース番組で調べましたが、どうもよくわからない。どうやら、どこかの通信社が「日銀が貸し出しにもマイナス金利を導入する」というニュースを配信したということろまでは突き止めました。でも、どこの通信社が、どこからの話として伝えたのかがなかなかわかりませんでした。

これだけでは「ガセ」の場合もあります。また、第一報では正確な情報がつかめないこともあります。そんな場合は、とりあえずどさくさに紛れて利食いしてしまうのが一番です。

でも、せっかくなら利益を伸ばしたいものです。そんな時には「逆指値」で「執行条件」をあげていくのです。

15時の大引けまでには多くのメディアで記事が出ましたが、どれも「一部報道で」ってな具合で、どうもはっきりしない。金曜日だし、しょうがないので、引け前に利食いしました。


ということで、落ち着いてから調べてみました。記事の出どころは「Bloomberg」でした。

日本銀行は金融機関が資金を預ける当座預金の一部にマイナス金利を適用しているが、金融機関に対する貸し出しに対しても、マイナス金利の適用を検討する案が浮上している。

引用:Bloomberg 日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討-関係者 2016年4月22日 13:30 JST

「Bloomberg」は、ザラ場中にも検索をかけていますが、その時にはこの記事はヒットしませんでした。

--ちゃんと探した? 探し方が悪いんだみょ

いえ。記事の最後を見ると「最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中」とあります。「Bloomberg」のサイトでは、通りすがりのひよこ投資家™には最新の情報を提供してくれないのです。

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出所:Bloomberg 同上

--うにゃ ちゃんとお布施を払わないからだみょ お布施を払わないとご利益ないみょ

うん。でも、ひよこ投資家™が情報源にお布施を払っていたら、大変な金額になります。ましてや「ブルームバーグ端末」なんて、いくらお布施を払えば使わせてもらえるかわかったもんじゃありません。


ひよこ投資家™としては、八百万の情報源にお布施を払うよりも、まずは今持っている情報源で集めた情報を適切に処理して、わからない値動きに対しては、慌てずに対処するということで対応するのがいいかと思います。

仮に最新の情報を得られたとしても、その情報がマーケットに与える影響を瞬時に判断するのは困難です。むしろ値動きを見て対応するしかないと思っています。

パソコンの不調

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出所:microsoft windowsトップページ

パソコンは便利です。でも、前提があります。それは、パソコンは「ちゃんと動いていれば」便利なのです。


パソコンに限らず、およそシステムというのは、便利に使おうと思うと「からくり」はややこしくなります。

例えば自動車でも、エンジンが付いていて、タイヤが4つ付いていて、動力をタイヤに伝えて進みます。たまには曲がりたいので、ハンドルで前輪の向きを変えます。目的地についたら止まりますのでブレーキも必要です。

でも、それだけでは満足できません。今では自動運転まで目指しています。もともと自動車のからくりはある程度複雑でしたが、今ではめちゃくちゃ複雑で、故障したとしても簡単には直せません。どこかの調整が狂っただけで、ユーザーはおろか、整備士でも専用のコンピュータをつないで解析しないと手を出せません。

データの改ざんがあったとしても、何年も発覚しないというのも納得です。

「便利」というのと「何かあった時の整備性」というのはトレードオフの関係にある場合が少なくないようです。


これがパソコンだともっと大変です。目に見えないものが多すぎる。自動車の場合は、基本的に突然部品が変わってしまうことはありませんが、パソコンだと、ネットを通して、常に「アップデート」ってのが行われています。

「アップデート」は不具合の修正だったり、新機能の追加だったり、新しいウィルスへの予防だったりするわけですが、そのアップデートそのものが不具合を起こすことも少なくありません。

パソコンはパーソナルコンピュータで、用途は個人によって全く異なるのです。用途が異なれば当然構成やインストールされているソフトも異なります。つまり、パソコンによって環境は異なるのです。

アップデートを提供する人たちは、事前に膨大なテストを実施しています。でも、環境はほぼ無限にあって、すべての場合を想定したアップデートは無理なのです。

そして今もこれからも、構成によってはトラブルのもととなるアップデートが配信されるのです。パソコンにはトラブルがつきものなのです。


「カイシャ」ではシステム管理者ってのを決めていると思います。担当者だったり、専門の部署だったりです。担当範囲のシステムの方針を決めて、導入運用管理を行っています。トラブルを未然に防いで、もしもトラブルが発生した時には走り回ります。

ユーザーは何か不具合があれば連絡するだけです。運が良ければ対応してもらえます。

ところが、個人ではそうはいきません。自分で全部対応する必要があります。誰かにサポートを頼むにしても、「カイシャ」のシステム管理者と違って丸投げはできません。ある程度の対応は必要になります。

でも、トラブルはすべてのマシンに平等に発生します。トラブルの予防をしていても、完全には防げません。飛行機だって飛べなくなるし、金融機関でもシステムが止まるし、停電は起こるし、ロケットだって打ちあがらないのです。

個人のパソコンだけ安全だとは言えないのです。必ずトラブルは発生します。そして、トラブルに見舞われると自分で対応しないといけないのです。


とは言っても、自分でトラブルの原因を突き止めて修復するのは大変です。それがザラ場中だったりすると、とても時間をかけていられません。

そんな場合に備えて、もきち♪は相場で使うシステムの2重化にこだわっているのです。パソコンは最低2台で少なくとも1台はノートパソコンで、ネットワークの手段も2系統で、少なくとも1系統は停電でも大丈夫なテザリングです。

そして、ややこしいトラブルの場合にいつでもリストアできるように、データはクラウドに保存して、定期的にバックアップです。


まったく不具合なしで、まともに動いているwindowsマシンはほんの一握りだと思っています。本質的な部分ではトラブルが発生していなくても、実際に確認して持ち主に聞いてみると「あっ それは前から。。。」って場合が少なくありません。

本来、コンピュータ関係の仕事をしている人は別にして、道具であるパソコンのお守りに時間をかけるのは不条理です。大工さんが大工道具の手入れに時間をかけるのはいいとして、移動手段に使っている軽トラの整備に時間がとられるのと一緒です。

パソコン整備に時間を使わないためには、いつでもリストアできる準備を整えておくのが一番だと思っています。そして、リストアしている間パソコンが使えないのが困る場合は2重化がお勧めなのです。

自発的お勉強の勧め

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ということで、テクニカル分析のお勉強を始めています。これが結構楽しい。


そもそも、新しい知識を得ることは楽しいものです。カルチャースクールや、情報番組や、あるいはクイズ番組などが受け入れられていることが証明していると思います。

でも、勉強は「勉め強いる」のですから、気が進まないことを仕方なくする必要があります。つらいのです。このつらさは、学校でしっかりと叩き込まれてきました。うん。学生時代は勉強は大嫌いでした。

でも、社会人になってからは「勉強も悪くはない」と思えるようになってきました。いや。資格試験に向けて、学生時代よりも勉強していた時期もありました。でも、つらさよりも知識やスキルを得る楽しさが勝っているのです。

たぶん。社会に出てからの勉強は、自発的勉強だったからだと思います。つらさはありますが、いやならやめてもいいのです。やめれば試験に合格できませんが、そのままサラリーマンを続けるのに何の支障もありません。

つまり、学生時代は勉強しないと卒業できないけど、社会人の勉強は現状を変えるための勉強だと言えるのかもしれません。


テクニカル分析の勉強も、自発的な勉強です。ひよこ投資家™から脱却するにはあらゆる知識が必要ですが、ひよこ投資家™を続けるのなら必要ありませんし、むしろある程度のスキルがあるファンダメンタル分析を追究してもいいのです。

でも、まったく知識がないテクニカル分析をゼロから勉強するのは楽しいのです。もちろん、投資にも役に立ちます。

そして、テクニカル分析を勉強していると、数学的知識や、Excelの知識が刺激されます。数学は学生時代がピークだったと思いますが、それでも数学的な新たな発見があります。Excelもある程度使えていると思っていましたが、また新しい使い方を思いついたりします。楽しいのです。

今は「Excelで一目均衡表を作成する」検討を進めています。トップの画像はたぶん24日あたりに登場すると思います。この雲の部分はもきち♪としては久しぶりのヒットです。


勉強ですから、つらい時もあります。もう少しで何か大切なことがわかりそうなときは、頭から湯気が出そうになったり、脳みそから何やらいけない汁が噴き出すんじゃないかと思うぐらいにオーバーヒートしながら苦しんでいます。

3月決算企業の本決算短信も無視できませんし、娘と一緒に「僕のヒーローアカデミア」も観なきゃいけないしで大変なのです。でもテクニカル分析の勉強を始めてから成長できていると実感できています。もちろん結果が表れないといけませんが、成長そのものが快感だったりします。自発的お勉強はお勧めです。

大量の決算短信ではこれを見る!!

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出所:SBI証券 決算発表スケジュール

昨日の 6506 安川電機 を皮切りに、3月決算企業の本決算発表が本格化してきました。


今年の集中日は、5月13日の金曜日で、959件となっています。全部を確認するのは大変です。仮に1社で1分かかったとして、959分、約16時間必要です。

--金曜日だから、土日を確認に充てればいいみょ

うん。金曜日なのが救いです。でも、16時間というのは大変な時間です。ましてや、気になる企業をじっくり調べようとしたら、とても1社1分のペースは保てません。

--全部見ようとするからだみょ 気になるのだけ見ればいいみょ

う~ん。気になる企業だと5社ぐらいになります。でも、せめて日経平均採用銘柄ぐらいは確認したいと思うのです。そうなると、どれが採用銘柄なのかリストアップして確認してってやっていると余計な時間がとられてしまいます。

となると、本当に気になる数十社を見るか、全部見るかとなります。だったら全部見ようかと思ってしまいます。


昨年は、「大量の決算短信を見る」で書いたように、無料で利用できるXBRLビューアソフトをこっそり使って、全部確認しました。

利用したのは「TeCA Webの無料ツールTeCAX(テカックス)」です。

--それでも1分で決算書をダウンロードして開いて確認するのは大変だみょ

うん。決算書はポイントを絞ってざっくりと確認するのです。


見るのはずばり「倒産する危険性の有無」と「利益が出る仕組み」かどうか。

といっても、確実に調べようと思ったらべらぼうな時間がかかりますので、あくまでも「ざっくりと」です。

「倒産する危険性の有無」は、貸借対照表の「流動資産合計」と「流動負債合計」の大小を確認します。

「流動資産合計」はすぐに支払いに充てられる資産です。家計で考えると、現金と預金に相当します。「流動負債合計」は1年以内に支払う予定の借金です。家計では、クレジットカードで支払った買い物の未払い金額などに相当します。

つまり、さしあたって請求される支払予定の合計を、支払うだけの資金を持っているかを見るのです。「赤字と債務超過と倒産と」で確認したように、借金が返済できなくなった時に倒産するのです。

次に「利益が出る仕組み」です。これも難しいのですが、ざっくりと、損益計算書で「売上高」の変化と「経常損益」の変化を確認します。つまり、売上高の変化額以上に経常損益が悪化していたら、利益が出ない体質に変わっているのかもしれないのです。商売には「固定費」が必要ですので、変化率ではありません。あくまでも変化額で確認します。

この2点だけに絞ってTeCAXを利用すると、1社30秒ぐらいで確認できます。959件で約8時間です。現実的になってきました。

ただし、CPUとメモリーに負担をかけますので、ある程度のマシンスペックが必要になります。

安川電機をサブPCで確認しましたが、あまりの遅さにびっくりしました。


もちろん。確認したい企業がしっかりと決まっていて、スケジュールもばっちり管理してあれば、こんな乱暴な方法は不要です。面倒だからやっつけでいいから全部確認したいって人にお勧めの方法です。


2016.04.21 追記
確認していてふと思ったのですが、怪しい企業は、「純資産合計」がプラスかどうか(債務超過に陥っていないか)は見ておいたほうがいいですね。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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