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リスク管理

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図1:マーケット全体に影響を与えそうなリスクマトリックス

リスク管理を行う場合に、「発生確率」と「発生した場合の影響度」によって備え方は異なってきます。


そんな時によく使われるのが、発生確率と影響度の「マトリックス」です。

どちらの軸を発生確率にするかとか、何分割するかというのは用途によって変わってくると思いますが、3分割を基本に吸うのが良いかと思います。縦軸横軸はわかりやすい方でいいかと思います。

図1に今の予想されるリスクとマーケットへの影響をマトリックスにしてみました。もちろんこれは絶対というものはなくて、人によって考え方が変わって、違いがあるからこそ取引する銘柄やポジションが変わってきます。


1人でも頭を整理するために作成しますが、3~5人のグループワークで本来の威力を発揮します。1人なら図1のようにエクセルでコチョコチョっと作ってしまいます。ここではグループワークでの作り方を説明します。

用意するものは、ポストイット® などの書いて簡単に貼れる付箋、筆記用具、模造紙(名古屋ではB紙と呼ばれています)です。ちょっとした飲み物とキャンディーなどがあれば申し分ありません。

まずは、時間を区切って、個人それぞれで付箋にどんどん項目を書き込んでいきます。今回は「マーケットに影響を与えそうな出来事」です。

何を書いてもいいのですが、後のことを考えて、できるだけ具体的に書きます。例えば「円高」ならば、1ドル何円の円高なのかといった具合です。この段階では数多く出すことが大切です。質よりも数が大切です。

最初にとんでもない項目をみんなに見えるように書くと、アイデアが出やすくなります。図1だと「中日ドラゴンズが優勝を逃す」というのがそれに当たります。隕石を落としても、地球を爆破しても、大王が下りてきてもいいのです。何でもありだという雰囲気づくりが大切です。

時間が来たら、アイデア出しは終わりですが、まだ手が動いているようなら時間を延長して、とにかく数を出します。

アイデアが止まったようなら、模造紙を広げます。ざっくりと線を引いて、個人で書いた付箋を、まずは自分の考えでだいたい貼ってもらいます。

個人で貼り終わったら、1ブロックずつ検討していきます。メンバーの意見で場所を移動していきます。このとき、どうしても扱いきれない項目が出る場合が出てきます。その場合は、メンバーの意見を聞きながら、分割したり表現を変えたり数字を加えたりして分類していきます。

最後にデジカメに収めるなり、清書するなりして完成です。


リスク管理が大切だとわかっていても、何に備えればいいのか、どう備えればいいのかがわからないと、備えようがありません。

リスクの発生確率と影響を把握することで、リスクヘッジにはどのようなポジションが必要なのか、リターンに対して適切なリスクなのかが見えてきます。

相場に関してはグループでリスクを検討する機会は少ないと思いますが、個人でも使える手法です。最低でも、リスクを考える場合に、発生確率と何にどれぐらい影響があるのかを把握することが必要なのだと思います。

ドルインデックス

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出所:Bloomberg DOLLAR INDEX SPOT DXY:CUR

為替の適正水準ってよくわかりません。購買力平価や金利や経済収支の他に、カントリーリスクや中央銀行など政府の意向によって大きく変動します。


一つの目安となるのが以前このブログでも取り上げた「購買力平価」です。

購買力平価説」は一言でいうと、同じ水準の生活をするのに必要なお金が同じになるような為替レートに落ち着くということです。

これが2か国間の為替レートならなんとなくわかります。でも、グローバルに考えるとこんがらがってきます。いや。1つの通貨だけ価値が変わればまだわかります。これが、円とドルの価値が上がったりするともうわからない。


そうなると、何か基準がほしくなります。ドルではだめです。ドルの価値は変わります。基準となる価値が変わったらこんがらがってくるだけじゃなくて、連続性も保てなくなります。

そこで、他のたくさんの通貨に対する相対的価値をはかることでその通貨の価値をはかろうという発想が生まれます。ドルを、その他の通貨に対する相対的価値で測るのが「ドルインデックス」です。


ドルインデックスはいろいろな団体がいろいろな通貨でいろいろな構成比率で公開しています。FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)やBIS(国際決済銀行)も毎日公開しています。でも、これらは1日1回の更新です。

リアルタイムで見られる「ドルインデックス」としては、ICE(インターコンチネンタル取引所)を使うことが一般的なようです。


同じような発想で「円インデックス」や「ユーロインデックス」などもあります。これだったら、並べてどの通貨が強くなったのかなんてことが一目瞭然です。

とまあ。魅力的な指標ですが、何しろ発表主体によって構成通貨や比率が違いますので、しっくりくるためにはしばらく使い込む必要がありそうです。

今さら聞けない 貸借倍率

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出所:SBI証券 7203 トヨタ自動車 株価

信用取引では、売りから入ることもできます。株式を持っていないのに、売ることができるのです。


売りから入る場合は、株を借りてきて売ることになります。人から借りた株を売っぱらってしまうのです。とんでもないことですが、そういったお約束になっています。

もちろん、株を借りたままですから、あとで買い戻して返すことになります。

とはいっても、上場企業すべてで空売りができるわけではなくて、一定の基準を満たした銘柄に限られています。


取引には相手が必要です。売り手と買い手がいて初めて取引が成立します。現物取引は良いのです。現物がありますので、現物を売買して、売り買いが同数になるというのは納得できます。

そこに信用売買です。信用買いはお金を借りてきて現物を売買すると考えられます。そこに、信用売り(空売り)が絡んできます。株を借りてきます。人の株です。

ということで、信用取引には必ず反対売買が発生します。信用買いで現金を返して「現引き」することや、信用売りで手持ちの株を返済して「現渡し」することはできますが、それだって自分と自分の反対売買といえます。

つまり、信用買いの残高が積みあがってくると、いつかは反対売買としての売りが入ることになります。逆に信用売り残高が積みあがると反対売買の買いが入ることになります。

そこで、信用買い残と信用売り残との比率で潜在的な将来の売買動向をはかろうとするのが「貸借倍率」です。

計算式は「貸借倍率 = 信用買い残 ÷ 信用売り残」です。


通常は「信用買い残」に比べて「信用売り残」が小さくなります。つまり、1倍以上となります。

ところが、何らかの事情で将来下落が見込まれると、「信用売り残」の方が増える場合があります。1倍を切ってきます。異常事態です。

でも、「信用売り残」が大きく積みあがっているということは、いつかは必ず清算のための買いが入るということです。大きく積みあがった「信用売り残」の清算は大きな買いになります。大きな買いが入ると銘柄によっては大きな株価上昇につながります。

「信用売り残」が積みあがって1倍を切ってきた異常事態が解消したら、大きな買いで株価上昇につながる可能性があるということです。「踏み上げ相場」です。異常事態に乗っかろうとして下がったところで空売りしていたりすると大変なことになります。


大きく下がるときには何らかの原因があります。とはいっても、「噂で買って事実で売れ」ってのは売りにもいえることで、最初に売っている大人たちは可能性だけで仕掛けている場合も多いのです。

実際に貸借倍率が1倍を切っているようなところでは、少なくとも売りで仕掛けるのはとっても危険です。では買いで仕掛けられるかというと、これもまた下げた原因がちゃんと理解できていないと大怪我する可能性があります。

どうも空売りが絡むと、大怪我する可能性が高くなるというのは重要な相場の真理のようです。

今さら聞けない 「比較的安全資産とされる円が買われる」

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チャート1:東京市場(円建て)、ニューヨーク市場(ドル建て)の金価格推移 2014.01.07-2016.06.27

金曜日に、イギリス国民投票の速報を娘と一緒に監視していました。娘といっても、経営を学んでいる大学生で、こう言ったテーマは大好きなのです。もきち♪にはもったいない立派な娘です。


徐々に離脱派の優勢が伝えられると、円が急激に上昇しました。ドル円では6時間で6円動きました。その時の決まり文句が、「比較的安全資産とされる円が買われる」です。

娘:なんで円が買われなきゃいけないの? イギリスがEUを離脱しそう!! 大変だぁ!! うん。円を買おう。ポチッっておかしいよね。

父:うん。おかしい。でも、とんでもない時には円をポチりたくなるんだみょ。「いいね!」ボタンの代わりだもの。

娘:だって関係ないでしょ。ブレグジットで円が高くなるっておかしいよ。

父:うん。でも、安全資産だって思われてるから。

娘:いや。そもそも「安全資産」っておかしいでしょ。借金だらけだし、領土問題だってあるし、企業は不祥事起こしてるし、全然安全じゃないよ。

父:うん。確かに安全じゃないし、みんな「安全資産」だと思っているわけじゃないけど、ややこしい説明が面倒だから「比較的安全資産とされる」って決まり文句でごまかしているんだみょ。

娘:そんなの迷惑だよ。日本は悪くないのに円高でダメージだけ受ける。

父:うん。リーマンショックの後も、地震の後も、ヨーロッパのソブリンリスクの時も、中国が怪しくなった時も結局円高が進んで、円を買った人が儲かったから、円買いボタンは「やばいよ!!」ボタンと化してるみょ。

ってな会話が繰り広げられていました。平日のリビングで。


日本円が比較的安全資産だと言われる根拠は大きく分けて

◆日本が比較的安全だから
◆流動性が高いから
◆日本人が海外資産をたくさん持っているから


ということかと思います。うん。確かにそうなのだけど、本当にそれだけなのかと疑いたくなります。

その「比較的安全資産とされる」というよりも、リスクオンの時に海外に投資していた資金が、リスクオフになったときに国内に戻すために円が買われて円高になるということの方がわかりやすい気もします。

また、日本の株式市場では6割ぐらいが海外資金だと言われています。リスクオンの時にレバレッジを効かせて国内株を買っている海外投資家が、株価が下がって保証金余力が減少したために日本円を追加購入して保証金に充てるというのもありそうです。


つまりは、何らかの危機が訪れると円高になるという構図ができあがってしまったということのようです。

危機が起こると上昇するのだから「安全資産」だろうという発想です。うん。短絡的で素晴らしい説明です。

ということで、なんだか危ない時には「円買い」ボタンをポチるという図式ができあがってしまったと理解するしかないのかもしれません。迷惑な話ですが。

※この記事はフィクションで、実在の人物とは関係あるようなないような。

Kabu Berry 41に参加しました

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出所:Kabu Berry

昨日(2016年6月25日)Kabu Berry 41に参加しました。

Kabu Berryは、もともと「名古屋株式投資勉強会」という名称でした。もとから勉強会といっても、株式投資をネタに、まったりと話をする素敵な集まりでした。

そこで名称からも「勉強会」を外して「みんなで株の話題でおしゃべりする会」として3か月に1度名古屋で開催されています。


毎回いろいろな人が参加します。初心者から敏腕トレーダーまで、投資資金もゼロから億単位の人まで、投資期間も数秒単位のスキャルピングから長期投資まで、空売り派から現物派まで、投資手法もファンダ派テクニカル派お祈りトレーダーまでいろいろです。

いつもはいろいろ話していくうえでだんだんわかってくるのですが、今回はその点楽でした。一言聞けばだいたいの投資スタイルがわかりました。

昨日(金曜日)はどうでした?」と聞けば、だいたいの投資スタイルがわかりました。

金曜日は昼頃にブレグジットが決まって、日経平均が1日の下げ幅としては16年ぶりとなる1,286.33円の下落でした。それも、前場の途中に一度下げて戻してからの下落です。

ほぼフルポジションを組んでまともに食らった人、それまで持っていた売りポジションを前日までにすべて手仕舞っていた人、売りで儲けて引けにかけて途転買いのポジションを持ち越している人など様々です。

この会の参加人数は、日本株が活況で上昇してくると増加して、下落すると参加者が減ってくるという傾向があります。ですから、金曜日の下げで参加者が半減するのではないかと心配していました。

ところが参加者自体は減っていないようで、椅子はほぼ埋まっていました。素晴らしい。


今回もいろいろ刺激と元気をいただいてきました。特に今回は珍しく、注目銘柄を2人から1銘柄ずつ教えていただきました。いえ。ゆるめの会ですので、特定の銘柄について熱く語るのもぼそっとつぶやくのも銘柄関係なく語るのも自由なのです。
※ただし、投資詐欺、怪しい商材、ネットワークビジネスや新興宗教の勧誘等は固く禁じられています。

これから注目銘柄をじっくりと検討して、どこに着目しているのか分析してみます。

これは毎回のことですが、敏腕トレーダーさんに参考になる本と、どのような情報を参考にしているのか教えていただきました。



またまたたくさんの刺激を受けて、心機一転月曜日に臨むもきち♪君でした。

イギリスのEU離脱に対する一考察

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出所:ロイター 英国EU離脱で市場は大荒れ、キャメロン首相「辞任の意向」

ということで、イギリスのEU離脱が決まりました。世界のマーケットは大荒れです。


今後EUに離脱の意思を伝えて、2年間以内に離脱後の人・もの・金の移動などの取り決めをまとめて離脱という流れになります。

キャメロンさんは首相を辞任するといっていますので、EUとのタフな交渉をまとめる首相を選出しないといけません。

また、2014年にイギリスからの独立を問う住民投票を実施したスコットランドでは、イギリスから独立してEUにとどまるとの動きが再燃しています。同様の声が北アイルランドでもあがっているようで、イギリス分裂があるのかもしれません。


世界での立場も弱くなることが考えられます。

◆イギリスからユーロ圏向けに商売をしようとしていた海外企業の移転

すでに、イギリスに進出している日本企業からも、イギリス離脱の話が出ています。今までEU向け商売の足掛かりとしてイギリスに進出していた海外企業は、イギリスにいる意味がないので離脱を考えます。当然雇用や法人税収入が落ち込むことになります。

◆金融の中心地としての地位の低下

イギリスのロンドンといえば金融の中心地というイメージがありますが、今後EUからの資金流入が減少すれば、ヨーロッパの金融中心地としての地位が低下します。

◆EU離脱の流れが他の国に波及した場合の責任

EUに不満を持っている国はイギリスだけではありません。フランス・ギリシャ・スペインでは6割~7割の人が不満を持っているという調査もあります。

EU第2の経済大国であるイギリスがEUを離脱したら、他の経済大国への負担は今よりも確実に増加します。そうした場合に、例えばフランスが我慢できずに後に続くかもしれません。そうなると、離脱の連鎖が始まることが考えられます。

そうしないためにEUはイギリスに対して厳しい条件を突きつけざるを得ません。また、EU以外の国も、EUとの良好な関係を続けるには、EUを取るかイギリスを取るかといった厳しい判断が必要になるかもしれません。


ブレグジットは、キャメロン首相が辞任の意思を表明したことがすべてを表しているように思います。今後のイギリスのかじ取りは非常に難しいことだと思います。

国民投票で離脱が決まったからと言って終わりではありません。これからいばらの道が始まるのだと思います。

ではマーケットに与える影響はというと、しばらくは混乱するでしょうが、イギリスがメインプレイヤーから脱落するという前提で動いていくのではないかと思います。

終わってみれば、びっくりはしたけど大事ではないということになるのかもしれません。とはいっても、しばらく目が離せないことだけは確かだと思います。

ネット社会の情報源

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出所:ロイター 英国のEU離脱問題 更新時間: 6月24日 00時52分 GMT に加筆

イギリスのEU離脱を問う国民投票が終了して、今まさに開票作業が続いています。


結果が判明するのは、日本時間の2016年6月24日昼過ぎだと言われています。それまで開票結果は徐々に公表されています。

投票数の少ない地方から結果が公表されていきます。


つまり、日本のザラバ中に地方から徐々に結果が判明して、公表されてくることになります。

公表経過はいろいろなメディアで報道されていますが、そこはネット社会です。インターネットではリアルタイムで公表されています。

上の図はロイターのブレグジット関連ニュースです。リアルタイムで経過を見ることができます。刻々と変わっていきます。

今日は結果が確定するまでこのページのお世話になりそうです。


とはいっても、途中経過に一喜一憂して細かくポジションをとるのは早計です。地方から結果が判明してきますが、投票前から地方は離脱派が多いと言われています。

つまり、最初は離脱派が優位で、徐々に残留派の票が伸びてきて、直前の国勢調査の結果を見ると、最後には僅差の勝負になるという流れが予想されるのです。


この、リアルタイムで更新されるというのはありがたいことです。勢いを見ながらザラバを立ち回れます。

この開票状況も、選挙速報の「当確」と同じで、メディアによってある程度の差はあります。テレビをざっと確認したところ、NHKが速報を表示しています。少し差があります。

今日は1日速報に振り回されるというのも一興かと思います。

銀行の財務諸表

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出所:(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 平成28年3月期 決算短信

決算短信を見ていると、毛色の異なる財務諸表があります。その筆頭が「銀行」です。


銀行ってところには、現金が貸すほどあります。

--うにゃ それはお客さんから預かったお金だみょ 勝手に使ったら怒られるみょ

そうなのです。お金があるからと言って、自由に使えません。ですから、ほかの業種のように、現金があるからと言って流動資産が十分にあるとは言えません。

また、お客さんから預かったお金を守るために、「銀行法」などで業務範囲や財務諸表について細かく決められています。


損益計算書を見て最初に戸惑うのが「売上高」が書かれていないということです。びっくりです。

そして、「営業利益」もありません。いつもと景色が違うはずです。

銀行の損益計算書では、収益(まだ利益ではない)を「資金運用収益」、「信託報酬」、「役務取引等収益」、「特定取引収益」、「その他業務収益」と「その他経常収益」に分類して、「経常収益」にまとめています。

ほかの業種の「営業収益」と「営業外収益(経常収益-営業収益)」という区分がありません。

費用も同様に「資金調達費用」、「役務取引等費用」、「特定取引費用」、「その他業務費用」、「営業経費」と「その他経常費用」に分類して「経常費用」にまとめています。

つまり、「営業利益」という概念がありません。いきなり「経常収益-経常費用=経常利益」となります。

ここは素直に「経常利益」から分析するのがよさそうです。


「貸借対照表」はもっと厄介です。何しろ、「現金」が商品なのですから、現金があって当たり前というか、「在庫」だったりするわけで、もう他の業種の常識が全く通用しません。

「流動資産」と「固定資産」だってまとめられています。

負債にしても、お客様から預かった「預金」と「借用金」との区別なんざあできません。だって「預金」っていつ引き出されるか分かったもんじゃない。だったら「流動負債」なのか「固定負債」なのか明確に区別できません。

ということで、信用できそうなのは「純資産」しかありません。同程度の銀行と「純資産」割合を比較するぐらいしかできません。


ということで、「損益計算書」は「経常収益」と「経常利益」から分析して、「貸借対照表」は「総資産」と「純資産」の割合から分析するということになります。

このままでは他の業種に比べて分析項目が少なくなります。また、不良債権など本業の貸し倒れリスクについてまったく考慮できていません。

そんな時に頼りたいのが「ディスクロージャー誌」です。「銀行」はそもそも信用が大切ですので、「ディスクロージャー誌」が広く公開されています。実際に取引する前にはぜひ一度目を通しておきたいものです。

CPUの最大接合温度

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出所:Intel® Core™ i7-3630QM Processor

6月で梅雨だというのに、暑い日が続きます。とはいっても、相場の話ではありません。相場ではイギリスの国民投票が終わるまではこのまま出来高が低調なままなのかもしれません。


もきち♪のサブPCは暑がりなようで、どうも気温が上がると反応が悪くなってきます。「ファンレスパソコンは水冷式で冷却する」でご紹介した「水冷式CPUクーラーティッシュペーパースペシャル初号機」の改良版「をたくるどこもだけ1号(仮称:Water-cooled docomodake No.1)」がフル稼働しています。

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ところが、メインPCは暑くなっても涼しい顔でいつもと変わらず黙々と処理を続けています。メインPCにはちゃんとCPUファンが付いていますが、このファンだって普段と変わらず静かなものです。

CPU温度は、むしろメインPCの方が高いぐらいです。

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ところが、CPUの「最大接合温度(Tj.Max:Thermal Junction Max)」が、メインPCでは105℃となっているのに対して、サブPCでは90℃となっています。

この「最大接合温度」になるとCPUは正常に動作しませんので、自己防衛のためにシャットダウンします。そして、この温度になる前に自己防衛のために、処理速度を落としてきます。

体感的には、サブPCでは50℃を超えると処理速度が低下してくるようです。


実際にはエアコンを適切に利用するなり、をたくるどこもだけ1号(仮称)を活用するなりしてCPU温度が上がらないように工夫することが必要になります。

ここで、猫がエアコンが嫌いなどの理由で暑い環境で利用することが分かっている場合には、購入前に「最大接合温度」を調べる必要が出てきます。

もきち♪のサブPCのようにCPU温度が50℃を超えるとさぼりだすCPUでは困るのです。

CPUの「最大接合温度」は、CPUメーカーのサイトで調べることができます。上の図はintelのサイトです。CPUの「パッケージの仕様」の「Tjunction」欄に最大接合温度が書かれています。

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パソコンを購入するときに、わざわざCPUの最大接合温度まで調べることは少ないと思います。特に、暑くない季節に買うときはとてもそこまで気が回りません。

でも、日本だったら必ず夏が来ます。夏は手ごわいのです。CPUだって休みたくなります。エアコンを強めにかけない限り、CPU温度は上昇してきます。

CPU温度の上昇具合は、ファンの有無や、CPUの位置などによって異なります。でも、CPUも周りの部品も熱を出しますので、気温に比べて30℃ぐらいは高くなります。そして、最大接合温度に対して30℃以上は余裕がほしいところです。

つまり、エアコンが適切に使えないのなら最大接合温度が100℃はほしいところです。エアコンを使うにしても、90℃ではちょっときついのかもしれません。

これからまだ暑くなります。もしも暑い日にパソコンの反応が悪くなったらCPU温度を疑ってみる必要があるのかもしれません。

excel小技 「文字列」になった数字を「数字」に戻す

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世の中便利です。株価の一覧だってインターネットから無料でダウンロードできるのです。

--うにゃ ダウンロードできるサイトは紹介しないの?

うん。「株価一覧ダウンロード」とでもググればいろいろなサイトが出てきます。


ということで、ダウンロードしたのが上の画像です。

前回「上場企業の決算一覧を作成」しましたので、これを追加すれば、PERやPBRが計算できてしまいます。

ということで、早速一覧表に追加したいと思います。一覧表を作成した時には「MATCH」関数で「証券コード」が一致する行番号を検索して、「INDEX」関数でセルの値を抽出しました。

ところが、今回ダウンロードしたデータでは「証券コード」が「1301-T」のように、取引所の符号が追加されています。このままでは行番号を抽出するのがちょっとややこしくなります。


このコードも、上4桁は証券コードになっています。

--うにゃ 特定の文字列を取り出すのってマイナンバーの時にやったみょ

うん。そうですね。「MID」関数で取り出すことができます。

2行目の空白セルを選択して、「数式バー」左の「fx」を押します。「関数の挿入」ウィンドウで「関数の検索」窓に「MID」を入力して「検索開始」ボタンをクリックして表示された「MID」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

「関数の引数」ウィンドウの「文字列」窓をクリックして「A2」をクリックして、「開始位置」に「1」、「文字数」に「4」を入力して「OK」ボタンをクリックします。

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一覧表に戻って、空白の列で2行目のセルを選択して、同様に「fx」から「MATCH」関数を指定して、引数を指定してみます。

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エラーが出ました。

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--むにゅ? おかしいみょ 壊れているみょ

いえ。これで正しいのです。実は、「MID」関数で取り出した文字列は「文字列」なのです。そして、「MATCH」関数で「検査値」に指定した「証券コード」は「数字」で入力されています。

excelは「文字列」の「1301」と、「数字」の「1301」を別のものだと理解しているのです。


この「1301」を同じものだと教えてあげる方法はいくつかあります。

簡単で汎用性の高い方法は、「MID」関数で抽出した数字の「文字列」を「数字」にする方法です。

「MID」関数で取り出した数式に「+0」を追加するだけ。

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「MATCH」関数もばっちりです。

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「MATCH」関数以外でも、文字列を扱う関数では結果が「文字列」となります。今回の方法はお手軽で、ほかの文字列でも利用できますので、小技として覚えておくと便利です。

もちろんほかにもいろいろ方法があります。今回の方法では株価の一覧に余分な列を追加することになりますので、実際に運用するのだったら、文字列のまま「MATCH」関数で抽出する方がおしゃれかもしれません。

例えば「=MATCH(B2&"-T",stocks!A:A,0)」として、「検査値」を文字列にすると1セルで処理できます。

どちらにしても、見かけは数字が入っているはずなのに思うように扱えない時には、「文字列」になっていないか疑ってみるといいのかもしれません。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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