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8月の米雇用統計速報値(2017/9/1発表)

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図1:8月の米雇用統計速報値(2017/9/1発表)

8月の米雇用統計速報値が発表されました。


発表された内容は図1の通り、失業率は事前予想通り0.1%悪化して4.4%、前年に対する平均時給は事前予想の2.6%を0.1%下回って2.5%、先月に対する平均時給は事前予想通りの0.2%を0.1%下回って0.1%、そして、「非農業部門雇用者数(NPE:Nonfarm Payroll Employment)」は事前予想を大きく下回る15.6万人増となりました。

また、6月と7月の速報値も非農業部門雇用者数が21万人、18.9万人に下方修正されました。


1年間の非農業部門雇用者数の推移です。

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図2:米雇用統計非農業部門雇用者増加数1年推移と3か月移動平均

--みゅ? 折れ線グラフは上昇しているみょ

うん。5月の非農業部門雇用者数14.5万人に対して8月のほうが多いため、マーケットの大人たちが気にしている3か月移動平均は20万人に増加しています。

今回の雇用統計で唯一のポジティブ材料なのかもしれません。


市場予想を下回る速報値となりましたので、マーケットにも影響を与えています。

米ドル・円の24時間推移を見てみます。

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図3:米ドル・日本円10分足24時間推移(日本時間)

--みょ 発表直後に動いているけど、結局赤い点線に戻っているみょ

うん。雇用統計の発表を受けて、一度大きく円高(下方向)に動きましたが、すぐに戻して勢いに乗って大きく円安に動きました。その後元の水準に戻してきました。

赤い1点鎖線は、24時間の10分足終値から算出した近似直線です。雇用統計で振れ幅は急増しましたが、結局24時間の近似直線に戻っています。つまり、米ドル・円相場には影響がなかったと言えます。


アメリカの利上げ確率も気になります。

CME FedWatch Toolによると、9月のFOMC利上げ確率は、雇用統計の発表を受けて、1.4%になりました。

--みょ ほとんど利上げ確率を見ていないみょ

うん。でも、8月10日から利上げ確率0%ってのが続いていました。そして、昨日の雇用統計発表直後は利上げ確率は0%で、むしろ利下げだろうってんで利下げ確率も1%ぐらいありました。どうやら冷静になって利下げはやっぱりないねってなったのかもしれません。


労働者人口が有限ですから、雇用者数の増加というのはどこまでも続きません。どこかで止まるはずです。

失業率も、完全雇用と言われている5%を大きく切っている状態では、多少増減しても休職者の増減などの誤差と考えることができます。

問題は平均時給だと言えます。イエレンおばさまは以前から平均時給の変化に注目していると言っています。

米国コア消費者物価指数が7月の発表では前年比0%となっていますので、物価は上昇していません。平均時時給の上昇はそのまま実質収入の上昇につながっています。

とは言っても、利上げやバランスシートの削減に対しては向かい風となる雇用統計だったと思います。

少しの向かい風を感じながらイエレンおばさまがどう判断するのか難しいところだと思っています。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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