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9月の米雇用統計速報値(2017/10/6発表)

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図1:9月の米雇用統計速報値(2017/10/6発表)

9月の米雇用統計速報値が発表されました。


発表された内容は図1の通り、失業率は事前予想が4.4%に対して4.2%、前年に対する平均時給は事前予想の2.5%を0.4ポイント上回って2.9%の増加、先月に対する平均時給は事前予想の0.3%を0.2ポイント上回って0.5%、そして、「非農業部門雇用者数(NPE:Nonfarm Payroll Employment)」は事前予想が8万人の増加に対して3.3万人の減少となりました。

今回はハリケーンの影響で弱い数字が想定されていました。ただ、NPEがマイナスになるというのは2010年9月以来7年ぶりのことです。


--みょ でも失業率は減っているみょ 雇用者数が減っているのに失業率が低下しているのはおかしいみょ

うん。この雇用者数は、企業が給与を支払った人数です。一時的に給与の支払いがなかった人は雇用者数に含まれません。失業率はあくまでも失業状態にある人を基準に計算されます。

例えば非正規雇用者で、ハリケーンの影響で給与の支払いがなかったら雇用者数には含まれませんが、レイオフなどされていなければ失業者ではなくて失業率には反映されません。これらの人は失業しているわけではないのです。


--みゃっ 平均時給は上昇しているみょ

うん。でも、ハリケーンの影響で給与の支払いがなかった人がいるとすると、それらの人は非正規従業員ですからどうしても正規従業員よりも平均給与が低くなる傾向があります。

平均給与が低い人が給料をもらっていないとなると、平均時給は上昇することになります。つまり、それぞれの時給が上がっていなくても、時給の安い人が給与を受け取っていないことで一時的に平均給与が上がっているとも考えられます。

--みょ んじゃ平均給与が上がっていても良くなっているとは言えないみょ

うん。今回の雇用統計は単独で評価するのは難しいと思います。今後の雇用統計を含めて評価する必要がありそうです。


2年間の非農業部門雇用者数の推移です。

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図2:米雇用統計非農業部門雇用者増加数2年推移と3か月移動平均

--みゅぅ マイナスで移動平均も落ちているみょ

うん。7月の暫定値が下方修正されたこともあって、3か月移動平均も9.1万人増と10万人を割り込んできました。

でも、マーケットはそれほど気にしていないようで、ダウは小幅安にとどまっています。


CME FedWatch Toolによると、12月のFOMCでの利上げ確率が90.6%まで上昇しています。

9月のFOMCの前は50%程度でした。その後急今の水準まで上昇していました。今回の雇用統計を受けても、ほぼ12月の利上げがあると考えらえられているということです。


今回はハリケーンの影響で弱い数字が出ることは想定されていました。ただ、非農業部門雇用者数が減少に転じるとまでは想定されていなかったと思います。

その割にマーケットは冷静に受け止めているようです。

今後の推移を見て、今回の弱さがハリケーンによる一時的なものだと確認できればいいということかと思います。

ただ、今後も弱い数字が続くようだと話は変わってくると思います。一時的なものなのか、それとも転換点となるのか今後も目が離せないと思っています。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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