2015.08.20
オプション取引基礎の基礎 その1

ということで、オプション取引の勉強を始めています。オプション取引口座は開設してありますが、全く取引経験がありません。
奥が深そうで、よくわかっていないのです。
OneNoteの活用でオプション取引を勉強するいい機会ですので、勉強過程をまとめたいと思います。勉強中の身ですから間違いがあるかもしれません。もし間違いがあれば、優しく教えていただければ幸いです。
◆自動車保険
もきち♪は自動車を運転します。安全運転を心がけていますが、事故を起こさないとも限りません。万が一事故を起こした時のことを考えて、任意自動車保険に入っています。別に事故を起こすことが前提ではありません。事故を起こさないことが前提だけど、万が一事故を起こした時のために保険に入っているのです。
自動車保険に加入するために保険料を払っています。事故を起こさないことが前提で、万が一の事故に備えているのですから、毎年無事故で保険料が無駄になるのが理想です。
この自動車保険は利用者からみると「万が一事故を起こした時に損害を金銭的に保障してくれる権利」を「自動車保険料」を払って購入していることになります。
逆に保険会社から見ると「自動車保険料」を受け取って「万が一の事故に金銭的保障する」義務を負っています。
◆投資で考える
これを投資で考えてみます。ある銘柄が上昇すると考えて、購入したとします。
上昇することが前提です。でも下落するかもしれません。そこで、「決められた日時」に万が一下落していた時は「一定の価格」で「買い取ってもらえる権利」を「お金」を払って「買い」ます。保険です。
この権利がオプションです。
そして、保険会社の代わりにその権利を「売る」こともできます。
別に銘柄の現物取引をしなくても、権利だけ売買することが可能です。
◆少し仕組みなど
「決められた日時」が「権利行使日(清算日)」、「一定の価格」が「行使価格」、「買い取ってもらえる権利」が「プットオプション」、払った「お金」が「オプション料(プレミアム)」、「買い」は「ロング」、「売る」のが「ショート」です。
買い取ってもらえる権利を買った(プットロング)人はあらかじめオプション料(プレミアム)を払っていますので、権利行使日に利益が出るときだけ権利を行使します。権利を売った(プットショート)人はあらかじめ料金(プレミアム)を受け取っていますので、買い取る義務を負っています。
オプションの買い(ロング)手は、どれだけ不利になっても払ったプレミアムが無駄になるだけで、それ以上の損失はありません。逆に利益は銘柄が0円になるまで制限はありません。
逆に売り(ショート)手は、確実にプレミアムを受け取れますが、損失は銘柄が動く範囲で制限がありません。
このため、オプションの取引では、買い手はプレミアムを用意すれば買えますが、売るためにはそれなりの証拠金を預けなければいけません。
そして、売ってもらえる権利(コールオプション)も取引できます。
つまり、売ってもらえる権利(コールオプション)と買ってもらえる権利(プットオプション)を、買ったり(ロング)売ったり(ショート)しているということです。
きっとその2に続きます。
追記
値幅に対してレバレッジが効くのと、プレミアムがありますので、プットロングの利益の最大値は原資産が0円になった場合の「(行使価格-原資産価格(0円))×レバレッジ-プレミアム」で、プットショートの最大損失額(絶対値)が同じく原資産が0円になった時の「(行使価格-原資産価格(0円))×レバレッジ-プレミアム」です。
ご指摘いただきありがとうございました。
※証券会社の手数料は後回しにして、今は考えないで進めます。
