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CoCo債

キャプチャ
出典:bloomberg ドイツ銀のCoCo債保有者、リスク移転の当局の意図にやっと気付く

ドイツ銀行のCoCo債(ココ債)がえらいことになっているようです。

ドイツ銀のCoCo債の利回りは年初の7.5%から11.7%前後まで上昇。株価は同じ期間に30%余り下落した。

上記記事より引用

今さら聞けない 金利」で確認したように、利回りが上昇するということは、価格が下がっているということです。

この「CoCo債」ってのは、今回のニュースで初めて聞きました。

--パリパリチキンカレーがおいしいみょ

うん。カレー屋さんのことではないですね。CoCo債は「Contingent Convertible Bonds」のことで、日本語だと「偶発転換社債」と呼ばれています。

一般に「Convertible Bonds」といえば「転換社債(CB)」となりますが、CoCo債は「偶発(Contingent)」転換社債です。この「偶発」ってのがつくと全く意味合いが変わってきます。

ここで、CBをおさらいすると、正式には「転換社債型新株予約権付社債」で、通常の社債に、社債を一定の価格で株式に転換する権利が付いたものです。

CBを保有している投資家は、株価が上昇すれば株式に転換して売却することで売却益を得られますし、株価が下落したら権利を行使せずに、普通社債(SB:Straight Bond)と同様に利息を受け取りながら満期日に償還します。

普通社債に対して、株価が上昇したときに利益が得られますので、一般的に低い利息で発行されます。

株式に転換するかどうかを決めるのはCBを保有している投資家です。

これに対して、CoCo債は、転換社債に「制限条項」が付いています。この「制限条項」は、発行体の自己資本比率が一定以下になったときに、強制的に株式に転換されるか、元本が大幅にカットされてしまうという条件付きなのです。(トリガー条項)

投資家に選択肢はありません。いきなり強制的に転換されてしまいます。「偶発」なのです。自己資本比率が一定以下になっているわけですから、当然株価も下落しています。えらいことです。

普通社債に対して、自己資本比率が低下して株価が下落したときには大きな損失が発生しますので、高い利息で発行されます。

つまり、SBは株価が上昇したときは株と同じように利益が出るけど、株価が下落したときは社債として元本が保証されるのに対して、CoCo債は株価が上昇したときには社債として決められた利息で、株価が下落したときには株と同じように大きな損失が出るということになります。

利息が高いのですから、ちゃんとリスクを検討したうえで購入するのならいいのですが、「ドイツ銀行だから大丈夫だろう」と格付けと利回りだけ見て購入していた人たちは大慌てです。

ちゃんと調べて投資しないといけないという良い教訓だと思います。

まだ「偶発転換」は実施されたことがないようですが、これからの動きが気になるところです。
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もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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