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今さら聞けない 優待クロス取引

キャプチャ
出所:ANAホールディングス 株主優待のご案内

今日(2016年3月28日)は、3月末の株主優待権利付き最終売買日です。

前回の「Kabu Berry 40に参加しました」で「優待権利取りのクロス取引」に触れましたので、少し捕捉します。


特定の日に株主だった人に、企業が自社製品やお米や金券などをプレゼントするのが株主優待制度です。

本来の配当金ではありませんので、賛否両論あって、採用している企業は一部です。それも、例えば1000株だと1000円分の自社製品で、3000株以上だとどれだけ持っていても2000円の自社製品といった具合に上限が決まっている場合が多いです。

そして、権利付き最終売買日の大引け後(午後3時に証券取引所が閉まった後)の株主が対象となります。権利付き最終売買日の翌日から翌年の権利付き最終売買日まで1年間株主だったとしても、権利付き最終売買日の大引け前に売ってしまったら貰えません。

逆に、権利付き最終売買日に買って、翌営業日に売っても貰えます。

権利付き最終売買日の大引け後の株主は、3営業日後に株主名簿に記載されます。今年は、3月末の3月31日の株主名簿に記載されるための最終売買日が3月28日なのです。そして、株主優待の権利は3月末に確定させる企業が多いために、株主優待を考えるうえで、一年で最もホットな日なのです。


ということで、株主優待がほしい人は、今日(権利付き最終売買日)買って、翌日(権利落ち日)売りたいのです。そうすれば、一晩持っているだけで株主優待がもらえます。

ところが、同じように考える人はたくさんいます。また、配当金の権利も同じ日に確定します。つまり、今日買いたい人はたくさんいて、明日売りたい人もたくさんいるのです。当然今日は株価が高くて、明日は株価が下がります。優待や配当金をもらっても赤字になるかもしれません。

そこで、「株主優待クロス取引」です。今日の寄りとかで、現物の買いと信用新規売り(空売り)を仕掛けます。いや。信用買いと信用売りで、後で現引きしてもいいのですが、「同じ値段で現物の買いと信用の売り」ポジションを作ります。寄りなら同じ値段でポジションが作れます。

そして、翌日現物株式で信用売りを返済します。(現渡しか反対売買)これだったら、手数料だけで株主優待が手に入ります。

--むにゅ? 配当金はどうなるの?

現物株式には配当金が支払われて、信用売りには「配当落ち調整金」ってのが徴収されますので、チャラです。


手数料だけで優待が手に入るクロス取引ですが、リスクもあります。制度信用売りの「逆日歩」です。

信用売り(空売り)は、株を借りてきて、借り物の株を売るのです。

--借り物を売るってとんでもない話だみょ 友達なくすみょ

うん。とんでもない話です。普通の生活でこれをやったら友達なくします。でも、株式投資では空売りのからくりがあるので大丈夫です。友達はなくしません。

ただし、今日は少し話が違います。クロス取引で空売りしたい人がたくさんいます。そうなると、貸すための株を調達するのも大変です。大変だということはコストがかかるということです。

--むにゅ? 株は誰が貸してくれるの?

うん。信用取引の胴元が投資家から借りてきて貸してくれます。信用取引には「制度信用取引」と「一般信用取引」があります。

「制度信用取引」は証券取引所が制定している信用取引です。ここで、空売りが増えて株がなくなると、調達コストが増えて、その分「逆日歩」と呼ばれる特別な手数料が必要になります。「逆日歩」は株主優待の人気がある銘柄では高額になるときがあります。

優待を金銭に換算してもマイナスになる場合があります。また、カレンダーに恵まれないと、間に土日が入って一晩で済まなくなる場合もあります。クロス取引の最大のリスクと言えます。

それに対して、「一般信用取引」は、個々の証券会社が制定している制度です。「逆日歩」はありません。決められた手数料を徴収されるだけです。クロス取引に向いています。

ただし、一般信用売りを採用している証券会社は限られています。また、銘柄も少ない場合があります。さらに、証券会社で調達できる貸し株には限度がありますので、売り切れる場合があります。今日は早い者勝ちです。人気の銘柄は前日に抽選があります。

一般信用取引が一番充実しているのは「カブドットコム証券」です。

もきち♪は株主優待クロス取引の経験がありませんが、もしもやるのならカブドットコム証券で前日の抽選に参加して、当選したら前場の寄りで「一般信用売り」を使うと思います。
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プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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