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今さら聞けない 銀行のリビング・ウィル

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出所:REUTERS JPモルガンなど大手5行の遺言状、米規制当局認めず

アメリカ大手銀行5行が提出した遺言状が規制当局に修正を求められました。遺言状とは穏やかじゃありません。


--遺言って死ぬときに書くものだみょ 銀行が遺言状書くってあぶないみょ

いえいえ。生きているうちじゃないと書けませんから、元気なうちに用意しておくものです。でも、銀行が遺言状というのはやはり少し違和感があります。

そもそもここで言っているのは、「リビング・ウェル(living will)」のことで、人間の場合でも遺言状(testament)とは少しニュアンスが違います。

人間の場合でも「尊厳死」の場合に使われます。回復の見込みがない場合に、単なる延命治療を患者自らの意志で拒否するような場合に使われます。

苦痛から逃れるための「安楽死」とも違って、非常にデリケートな問題になってきます。人間の尊厳とか哲学とか宗教の話です。


今回のニュースで扱われている遺言状は、「破綻時清算計画書」のことです。

「破綻時清算計画書」は、リーマンショックを受けて、2010年7月に制定された「米国金融規制改革法(ドッド・フランク法)」によって、策定・報告が義務付けられています。

銀行はもしもの時に、納税者に負担をかけることなく破綻処理を進めるための確かな計画を策定して、提出する必要があるのです。リーマンショックでみんな懲りているのです。


とはいっても、主力銀行が破綻する時に納税者にまったく負担をかけないというのは無理があります。確かに大きな負担は避けたいところですが、この法律を厳格に運用すると、結局「主力銀行はつぶせない」ということになりかねないと思います。

銀行は多くの企業と深く利害関係を持っています。その銀行が破綻すると、多くの企業が多大なダメージを受けます。主力銀行なら主力企業をはじめとするほとんどの企業にダメージを与えることになります。納税者にまったく負担をかけないというのは不可能だと思います。

ある程度の負担は容認して、大きな負担を減らすという運用が必要なのかもしれません。

人間も、多くの人と関わりを持って生きています。人が一人亡くなると多くの人に影響が出ます。特に身内には、人生が一変するような影響を与えることも少なくありません。

人も銀行も、もしもの時に周りに迷惑をかけないように準備するという意味で「遺言状」という表現でもいいのかもしれません。
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Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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