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日本基準とIFRS財務諸表の違い

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出所:4739 伊藤忠テクノソリューションズ 平成28年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

前回の「決算書類の形式」で日本の財務諸表は3種類のお約束で作成されていることがわかりました。このうち、米国基準は米国でもIFRSへ統一の流れがありますし、日本でも一度米国基準を認める期限を区切った経緯がありますので、今後は減少していくと考えられます。


それに対して、日本国内でもIFRSへの統一の流れが見えますので、今後はIFRSを採用する企業が増えてくることが考えられます。

一気に期限を区切って移行するというのはなくても、すでに日本基準をIFRSに徐々に近づけていく動きは出ています。

ということで、IFRSも苦手だと避けてばかりはいられないのです。


会計基準のお約束ですので、たくさんの違いがあります。複式簿記の原則は同じですが、根本的な違いもあります。

これが、日本基準よりもIFRSのほうが詳しいのならいいのですが、実際には日本基準のほうが詳しい部分もあるし、IFRSのほうが詳しい部分もあります。要するに、どちらも慣れるしかないようです。

実際に大きな違いを見ていきます。


もきち♪は「経常損益」が好きです。たぶん、日本人には結構「経常利益」を参考にしている人は多いと思います。

ところが、IFRSには「経常利益」という考え方がありません。

裏を返せば、「特別損益」という考え方がないのです。固定資産売却益が出ても、災害で大きなダメージを受けて損失が出ても、「包括損益」にまとめられてしまいます。

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出所:8001 伊藤忠商事株式会社 平成28年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)

「包括損益」には、評価損益なども含まれますので、それだけでは一度だけのものか判断ができないのです。


なぜかIFRS基準のXBRLデータには財務諸表がついてきません。いや。必要とされる財務諸表は日本基準でもIFRSでも似たようなものです。というか一緒です。決算短信のPDFファイルには財務諸表がついています。

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出所:デロイトトーマツ IFRSと日本基準の会計基準差異(財務諸表の表示)

でも、XBRLデータとして提供されているのはなぜかサマリーだけです。これは1企業数十秒で確認したいひよこ投資家™にはつらいのです。

IFRSの根本的な問題ではありませんから、そのうち何かしらのお約束で「IFRSでもちゃんとXBRLデータを添付しましょう」という流れになるのかもしれません。


違いは違いと受け止めて、IFRSも日本基準と同じように読めるようになる必要があるのかもしれません。

でも、「経常損益」の一件だけは慣れるまでに時間がかかりそうです。

※例として取り上げた決算短信はたまたまIFRSで公開されていたからで、他意はありません
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Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話がメインになるかな?

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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