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5月米雇用統計で3.8万人ってどうよ

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データ出所:データは寄せ集めです 基本情報は2014年しか集まらなかったので2014年で

5月米雇用統計が発表されて、ダウは$31.50安と反応は薄いのですが、ドル円が2.34円ドル安円高の1ドル106.53円と急激に反応しています。日経平均先物も大証夜間で380円安の16,280円と大幅に下落しています。


ダウがそれほど下落していないところから、雇用統計そのものよりも、雇用統計を受けて、イエレンおばさまが利上げを延期するだろうという思惑が働いているようです。

--むにゅ? 利上げ延期だと、アメリカ株が堅調でも円高日本株安になるの?

うん。マーケットでは6月か7月の利上げを織り込んでいました。アメリカが利上げすると、アメリカと日本の金利差が開きます。日本円をアメリカドルに交換してアメリカで金利を受ければ、日本円を借りる金利を払っても儲けが出ます。「キャリートレード」です。

日本円売りのドル買いの動きです。マーケットではすでに利上げがあるという前提で徐々に織り込んでいました。ところがこの利上げの梯子を外されたのです。慌てて手持ちのドルを売って円を買う動きが出たということです。ドル安円高です。


今回の雇用統計では、非農業部門の雇用者数は16万4千人の増加と見られていました。前回の記事「ひよこシナリオの顛末」で書いたベライゾンのストライキの影響3万5100人を倍にして足してもマーケットコンセンサスに届きません。

でも、失業率はコンセンサス4.9%に対して4.7%と0.2ポイント好転しています。また、平均時給もコンセンサス通り0.2%の上昇となっています。

つまり、非農業部門雇用者数の増加数以外はコンセンサス通りかむしろいいのです。


雇用者数の増加というのは、伸び続けるわけではなく、上限が存在します。労働力人口が全員雇用された場合にはもう伸びません。つまり、完全雇用だと、雇用者数は増えないのです。

完全雇用の定義は難しいのですが、離職者もいますので、失業率0%というのはむしろ異常だといえます。国によっても違います。アメリカの失業率の1980年からの推移をみると、最高が1982年の9.71%最低が2000年の3.97%となっています。

つまり、現在の失業率が4%台というのは非常に低い状態で、完全雇用に近い状態です。この状態では、雇用者数の増加が減少しても、失業率が上昇しなければ雇用環境が悪化したとは言えません。


雇用者数の増加と就職者数は全く違います。

--むにゃ? 今まで就職していなかった人が就職するのだから一緒だみょ

いえ。離職者もいます。雇用環境が好転して来れば、今まで我慢して働いていた人も、もっと労働条件のいい就職先を探します。離職者だって増えるのです。また、働き口がなくて就職をあきらめていた人だって就活を始めます。

その、増えた離職者と、あきらめていた失業者が就職してもろもろ合わせて雇用者が増えていて、失業率が減少しているのですから、雇用者の増加が鈍化したといってもほかの数字が良ければ労働環境は好転しているとみるべきだと思います。


今回の米雇用統計では、労働環境から見える経済状態以外に、「アメリカの利上げ時期」という厄介な注目点があるからややこしくなっています。

今までのイエレンおばさまの反応を見ると、雇用者数の増加数よりも平均時給の推移に関心があるように思います。つまり、今回の雇用統計で6月や7月の利上げ可能性は低下したとは思いますが、マーケットが反応しているほどの可能性の低下はないと思っています。

とはいっても、ひよこ投資家™のピヨピヨ考察ですので、投資は自己判断で自己責任でお願いします。
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プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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