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イギリスのEU離脱を問う国民投票に対する一考察

キャプチャ
出所:Official website of the European Union

イギリスのEU離脱を問う国民投票が6月23日に迫ってきました。日本時間で24日の昼前後には結果が明らかになるのではないかと言われています。


EUってのはヨーロッパの28か国が集まっています。28か国の中には、ドイツ、イギリス、フランスといった大国から、ちっちゃな国までいろいろです。

EUは連合ですので、各参加国が分担金を拠出して活動資金にしています。分担金はお金がないところからは取れませんので、大国ほど負担が大きくなります。イギリスはもちろん大国ですから、多額の分担金を支払っています。

でも、EUって、どこかドイツの影響が大きいように思います。いうまでもなくドイツは大国ですから、多くの分担金を拠出していると思いますが、EUに対する影響力も大きいように見えます。

EUの中心はドイツとフランスで、イギリスは参加しているけど、発言力はこの2か国に劣るのではないかと思います。

特にユーロに関しては、イギリスは相変わらず自国のポンドを使い続けているわけですから、ドイツやフランスのように口出しはできません。ECBに対してお金は出していますが、運営には参加してません。

つまり、イギリスはお金は出しているけど、EUでの権限は制限されているということかと思います。

--むにゃ? 国連でのどこかの国の立場に似てる?

うん。そうかもしれません。でも、国連よりも多くの事柄に対してやいのやいの言ってくるはずです。大英帝国のプライドはズタズタです。


もともとイギリスのプライドを刺激しているEUですが、ここにきて、追い打ちをかける事態が立て続けに起きていると思います。ということで、3つの要因を考えてみました。

◆シリア内戦による移民の受け入れに寛容すぎる

もしも、もきち♪がEUに難民として逃げ込んだら、EU内では自由に移動できるわけですから、お金がない小国よりも、経済的に余裕がある大国に住みたいと思います。つまり、イギリス・ドイツ・フランスです。

このような大国でも、すべての国民が裕福なわけではありません。低所得者はたくさんいます。格差は激しいのです。そこに大量の難民が入ってくると、国は混乱します。でも、EUに参加している手前、独自に移民を拒否できません。

◆ギリシャ問題への延命措置的対応

ここしばらくは静かになっていますが、ギリシャ問題は根本的解決に至っていません。延命措置的にお金を拠出しているだけです。このままではまた問題になって、またお金を出してってのを繰り返すことになりかねません。

これはギリシャだけの問題ではないのです。今後、第2、第3のギリシャが顕在化してくることが十分考えられます。その場合に自国の財政を犠牲にしてどんどん救済しないといけないのかと不安になってしまいます。

◆そもそもEUの方針の決め方が妥当なのか

例えば難民の問題にしても、ギリシャの問題にしても、自国で対処するとしたら、ちゃんと立法機関で議論して法律を制定して対処するような事項です。十分な議論が必要なのです。

ところが、EUだったら、「欧州理事会」で決定されます。ここにはイギリスのキャメロン首相も参加していますが、ほかにドイツ・フランスをはじめ、小国まですべての代表が参加しています。

みんなで決めたからみんなで守りましょうと言って、結局難民を受け入れることになってしまうのです。

イギリスでは、自然エネルギーを推進するために、太陽光パネルに対する税率を大幅に下げていたら、EUの自由貿易の趣旨に反するってんでEUの裁判所から怒られました。自国の法律よりもEUの方針が優先されるのです。

経済的負担は大きいのに、国内でしっかり決めたことに対してやいのやいの言ってくるのです。大英帝国のプライドはズタズタです。EUに参加しているメリットは無いと考えても不思議ではありません。


とはいっても、EUに参加しているからという理由で進出している外国企業にとってはたまったもんじゃありません。これからEUとイギリスの貿易に関税がかかるなどの制限が設けられたらEU圏内への移転も考えないといけません。

--うにゃ でも移転先がまたEU離脱したらどんどん移転しないといけないみょ 引っ越し貧乏だみょ

うん。この先ほかの国に波及するとどうなるのかわかりません。

イギリスのEU離脱(ブレグジット:Brexit)は、徐々に現実味を帯びてきて、先週の初めには離脱派が有利だと伝えられて、先週の相場は大きく下げました。ところが、木曜日に残留派の女性議員が銃撃されて死亡するという許せない事件が起きました。

この事件後の17日、18日に行われた世論調査では、離脱賛成派が42%、離脱反対派が45%と残留派が少し優勢になっています。

ただし、その差はわずかですし、実際の投票ではどちらになるのか全く分からなくなっていると考えていいのかと思います。


では、結果によってマーケットへの影響はどうかと考えると、これも、離脱派有利と伝えられていたこともあり、ある程度は離脱も織り込み済みだと考えられます。

実際に離脱するとしてEUとの貿易をどうするかとかの根本的なことが不透明な段階でこれ以上の影響が出るのか疑問です。個人的には、仮に離脱が決まったとしても、ヨーロッパの中心的存在であるイギリスが、ヨーロッパ経済をけん引してくれることを願っています。EUの外からでも。

離脱が決まったらどうなるかについては、マーケットの大人な人たちがいろいろ言っていますので、そちらをご参考に。
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プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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