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銀行の財務諸表

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出所:(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 平成28年3月期 決算短信

決算短信を見ていると、毛色の異なる財務諸表があります。その筆頭が「銀行」です。


銀行ってところには、現金が貸すほどあります。

--うにゃ それはお客さんから預かったお金だみょ 勝手に使ったら怒られるみょ

そうなのです。お金があるからと言って、自由に使えません。ですから、ほかの業種のように、現金があるからと言って流動資産が十分にあるとは言えません。

また、お客さんから預かったお金を守るために、「銀行法」などで業務範囲や財務諸表について細かく決められています。


損益計算書を見て最初に戸惑うのが「売上高」が書かれていないということです。びっくりです。

そして、「営業利益」もありません。いつもと景色が違うはずです。

銀行の損益計算書では、収益(まだ利益ではない)を「資金運用収益」、「信託報酬」、「役務取引等収益」、「特定取引収益」、「その他業務収益」と「その他経常収益」に分類して、「経常収益」にまとめています。

ほかの業種の「営業収益」と「営業外収益(経常収益-営業収益)」という区分がありません。

費用も同様に「資金調達費用」、「役務取引等費用」、「特定取引費用」、「その他業務費用」、「営業経費」と「その他経常費用」に分類して「経常費用」にまとめています。

つまり、「営業利益」という概念がありません。いきなり「経常収益-経常費用=経常利益」となります。

ここは素直に「経常利益」から分析するのがよさそうです。


「貸借対照表」はもっと厄介です。何しろ、「現金」が商品なのですから、現金があって当たり前というか、「在庫」だったりするわけで、もう他の業種の常識が全く通用しません。

「流動資産」と「固定資産」だってまとめられています。

負債にしても、お客様から預かった「預金」と「借用金」との区別なんざあできません。だって「預金」っていつ引き出されるか分かったもんじゃない。だったら「流動負債」なのか「固定負債」なのか明確に区別できません。

ということで、信用できそうなのは「純資産」しかありません。同程度の銀行と「純資産」割合を比較するぐらいしかできません。


ということで、「損益計算書」は「経常収益」と「経常利益」から分析して、「貸借対照表」は「総資産」と「純資産」の割合から分析するということになります。

このままでは他の業種に比べて分析項目が少なくなります。また、不良債権など本業の貸し倒れリスクについてまったく考慮できていません。

そんな時に頼りたいのが「ディスクロージャー誌」です。「銀行」はそもそも信用が大切ですので、「ディスクロージャー誌」が広く公開されています。実際に取引する前にはぜひ一度目を通しておきたいものです。
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もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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