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ブレーク・イーブン・インフレ率

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出所:財務省 物価連動国債 ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)の推移

黒田おじさんは、2017年度中に物価上昇率2%を達成するために金融政策を行っています。


これに対して、市場は今後のインフレ率をどう見ているのでしょうか。

--市場コンセンサスだみょ どっかで集計取っていればわかるみょ

うん。そうですね。でも、市場の期待インフレ率は、国債の利回りから推測することができます。国債には、金利が固定されている国債のほかに、「物価連動国債」なるものがあります。

これは、コアCPI(全国消費者物価指数)に連動して、金利を計算する元金が変動します。満期までの利回りが、物価によって変動するのです。ただし、満期時に物価がマイナスの場合でも額面通りの元金で返済されます。

つまり、「物価連動国債」の利回りには、長期金利に、市場が期待する物価上昇率が含まれていることになります。

ですから、同じ期限の「長期固定利付国債利回り」から「物価連動債流通利回り」を引いた値は、市場の期待インフレ率と見ることができます。


この、「長期固定利付国債利回り」から「物価連動債流通利回り」を引いた値を「ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI:Break Even Inflation rate)」と呼んで、「市場の期待インフレ率」と見ています。

そして、上図のように、財務省発表の2016/6/30 現在の値は、「10年固定利付債流通利回り-0.248%」-「10年物価連動債流通利回り-0.629%」=「BEI(10年)0.381%」となっています。


国債の利回りは需給関係などで変化しますので、完全にBEIが「市場の期待インフレ率」とは言い切れませんが、目安として使えるだけの精度は十分にあると考えられます。

つまり、6月30日時点では、10年の期待インフレ率は0.4%程度だと考えられます。2017年度中に物価上昇率2%を目指す黒田おじさんには厳しい数字だと言えます。

黒田おじさんはマッカラム・ルールを信じてマネタリーベースを増やすべくマネーサプライを増やしていますが、思うように物価が上昇してくれません。

一度マッカラム・ルールにのっとって、マネーサプライからマネタリーベース、GDPと検証してみる必要があるのかもしれません。
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Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話がメインになるかな?

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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