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利益はいくら? その2

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決算書類の損益計算書を見ると、利益の項目がたくさんあります。上図の7203 トヨタ自動車で見ると「売上総利益」、「営業利益」、「経常利益」、「税引き前当期純利益」、「当期純利益」があります。さらに「営業外収益合計」なんて項目もあります。

言葉の問題だけじゃなくて、そもそも損益計算書って表としては不親切です。数字が並んでいるのに足していいのか引いていいのかわからない。単純に合計するととんでもない数字が出来上がる。

そもそも決算書類はお上が税金を徴収するための書類だと思います。そして、損益計算書では庶民がとまどうように3つのトラップを仕掛けてあると思うのです。

トラップその1.収入と費用をどちらも正の値で併記する
トラップその2.計算値である小計額を基の数字と同列に併記する
トラップその3.利益を何種類も併記する

ですから、一口に「利益」と言ってもごにょごにょになってしまうのです。業種によっても違う。困ったものです。

ここではややこしい業種は考えずに、一般的な業種で利益について考えてみます。

スタートは「売上高」です。売上高から営業費用を引いたものが「営業利益」となります。そして営業利益に営業外収支を加味したのが「経常利益」です。

トヨタ自動車の損益計算書を見ると受取利息や受取配当金が営業外収益として計上されています。これらは直接本業での売り上げではありませんが、毎年発生する収益です。営業外費用も毎年発生します。ですから、企業の状態を見るために良く使われるのがこの「経常利益」なのです。

そして経常利益に特別損益を加えたものが「税引き前当期純利益」となります。特別損益ですから、毎年発生するような損益ではありません。つまり、税引き前当期純利益が良くても、経常利益がマイナス(経常損失)だったりすると企業の成績としては悪いということになります。

例えば、売り上げが落ちて経常損失が発生しそうな年に「たまたま」昔から所有している遊休不動産を売却して、「たまたま」簿価よりも高く売れて売却益が出て、「たまたま」税引き前純利益が出ても、本業では赤字なのです。

逆に台風などの災害で工場に被害が出て多大な特別損失が発生して純利益がマイナスでも、いつものように経常利益が出ていれば、本業は問題ないと言えます。

税引き前当期純利益から税金を払った残りが「当期純利益」となります。この利益から株主への配当金を払ったり、内部留保したり、役員の報酬を出したりします。本当の利益です。本当の利益と言っても、この当期純利益だけでは企業の1年間の活動を評価できないことがわかるかと思います。

ということで、一般に企業の1年間の活動を見るためには「経常利益」を利用することが多いのです。
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もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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