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貸借対照表から見た減資

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6753 シャープが減資するんじゃね?って話で盛り上がっています。ロイターによると

1200億円以上ある資本金を1億円に減資する方針を固めたことがわかった。関係者によると、主力2行から優先株などの資本支援を受ける一方で、大幅減資で累積損失を一掃するねらい。



とのことです。そして同じ記事に

資本金は1億円に減るが、すでに、主力取引行のみずほ銀行と東京三菱銀行から2000億円規模の債務株式化(DES)の資本支援を受ける方向で合意している。さらに、企業再生ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS)からも250億円の出資を受ける見込み。



とあります。このニュースが流れた直後は、いい加減な解説記事が飛び交っていましたが、今は落ち着いているようです。

減資や増資は損益には直接関係ありませんので、損益計算書には現れてきません。ですから、この減資を理解するには、まず貸借対照表の仕組みを理解する必要があります。

貸借対照表の簡単な図を作ってみました。よく使われている図です。貸借対照表はその時々の資産の状態を表しています。

左側(借方)にどのような資産を持っているのかを表します。現金なのか生産設備なのかとかです。

そして、右側(貸方)にその資産総額がどのようにして集められたかを表しています。株主の持ち物なのか借金なのかとかです。

個人で考えると、家を建てるのに住宅ローンを組んだとしたら、資産の部に住宅が入って負債の部に住宅ローンが入ることになります。

左側の持っている資産の総額と、右側のどうやって集めたかの総額は一致します。資産の総額をどうやって集めたのかと、今どんな形で持っているかの2つの切り口で表しているのですから必ず一致するのです。バランスシートなのです。

そこで今回の減資のニュースです。約1220億円ある資本金を1億円以下に減資するとのことです。99.9%減資です。これが、100%減資とは全く性質も処理も異なります。増資とも異なります。

減資と言っても実際に減らした資本金は出ていくわけではありません。ロイターの記事でも剰余金に振り分けるとあります。つまり資本金の減少分剰余金が増加します。

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でも少しイメージが違います。今までの再建途中で既に剰余金は毀損しています。つまり

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となっている資本の部を

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とするのです。

今ある情報で判断すると、このニュースの本質は「債務株式化」(DES:Debt Equity Swap)にあります。つまり、借金を返す代わりに株をあげるから勘弁してねってことです。それが2つ目の引用部分です。その結果資本金が増えて貸借対照表は一番上の状態に戻ります。

そしてそのための株式発行を株主総会で承認を得たり、金融機関に納得してもらうのは大変なことです。どれぐらい大変かというと、このようなニュースが必要となるぐらい大変なことだと思うのです。。。。
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もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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