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OPEC減産合意後の原油先物価格

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図1:WTI原油先物日足6か月チャート($/bbl)

2016年11月30日にOPECが減産に合意してから原油先物価格がどう動いているのか気になって調べてみました。


減産合意後は確かに上昇していますが、思ったほどではありません。

米石油協会(API)が12月28日に発表した週間在庫統計で、アメリカの原油在庫が予想外に増加していたことなどが重しになっていると考えられます。

また、心理的には$50を上回ったことで達成感が出たのかもしれません。

6か月チャートで見ると確かに高値圏に移行したとも言えますが、$55あたりに上値抵抗線があるのかもしれません。


長期的な価格水準を見るために、週足10年チャートを作成してみました。

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図2:WTI原油先物日足6か月チャート($/bbl)

10年チャートを見ると、2009年の底と同じ水準にあります。

2009年の状況を確認してみます。この時期は、前年の2008年7月に史上最高値となる1バレル147ドルまで上昇しました。

ただ、エネルギー庁の「エネルギー白書2009」によると、需給ファンダメンタルズとプレミアムの2つの要因に分けて考えると需給ファンダメンタルズの価格は60ドル程度で残りはプレミアムだったと分析しています。

このプレミアムが在庫量の増加などで下落していったところにリーマンショックが重なって1バレル40ドルを切る価格まで下落しました。


そもそも今回の原油価格下落のきっかけは何だったのかということが気になります。

図2を見ると、2014年6月末に1バレル105ドルだった価格が下落に転じているように見えます。この時期を考えると、中国と欧州経済が怪しくなって、おまけにアメリカのシェールオイルが実用化してアメリカが原油輸入国から輸出国に転じると言われ始めた時期でした。

アメリカの原油輸入量は世界の10%程度だったのですから、産油国はたまったものじゃありません。

それまで需給ファンダメンタルズが低下しそうになると、産油国が減産して原油価格を支えていました。ところが、アメリカが原油輸出国となると一時的な減産では乗り切れません。

ということで、原油減産合意がなかなかまとまらずに下落が止まらなかったのです。


図2にブロックを追加してみました。

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図3:図2にブロックを追加

--みょ 三角持ち合いだみょ ブレイクしたみょ

うん。テクニカル的にはブレイクするべくしてブレイクしたように見えます。


原油価格は以前「原油価格」で確認したように、油田によって採掘コストが違います。

つまり、原油価格が上昇するとコストが合う油田が増えてきます。そして、今よりも原油価格が上昇すればアメリカのシェールオイルなどの採掘コストを上回ってきます。ということで、しばらくは急激な上昇はなさそうです。

とは言っても原油って不思議です。ずっと昔から「あと30年ほどで掘りつくす」と言われ続けています。30年以上前からです。これからも大人たちの不思議マジックで価格変動があるのかもしれません。
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もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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