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今さら聞けない クオンツ運用

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人間の感情は弱いものです。利益が出れば気が大きくなるし、損失が出れば落ち込みます。


銘柄を評価する場合も同じです。客観的に分析しているつもりでも、都合の悪いデータには目をつぶって、都合のいいデータに誘導してしまいます。

それじゃあデータを分析している意味がないじゃんってんで、主観を排除して完全に数量的な分析に基づく運用をするのが「クオンツ運用」です。

クオンツってのは「定量的な」という英語のquantitativeからきているようです。


コンピュータで高度な金融工学を駆使して感情を排除した取引を行うわけですから、なんだか最強の投資法のように思ってしまいます。

でも、実際にコンピュータを操作するのは人間ですし、コンピュータってのは間違った手順を指示するとどこまでも間違った答えを出し続けます。

そして、もしも有効なクオンツ運用プログラムが出現すると、すぐにまねされて急騰急落につながりかねません。何しろ経験なんて関係ないのですから、同じアルゴリズムで組まれたプログラムなら同じ結果が出ます。そうなると利益が上がりません。

事実、クオンツ運用でのいい話はあまり聞きません。批判のほうが多いように思います。


ここにきて、新しいクオンツ運用を提唱している大人たちがいます。今まで利用できなかったビッグデータや人工知能(AI:artificial intelligence)を活用して、今までとは全く違う新しいクオンツ運用を構築しようという流れです。

--みょ 人工知能って進歩しているみょ チェスも将棋も囲碁だってできるみょ

う~ん。大人たちは新しい言葉や技術が好きです。大人たちが大好物のアルファベットでの略称「AI」だって取り入れています。

コンピュータの処理速度も急激に上がっているって話しています。でも、それってゴードン・ムーアが1965年に論文で発表した経験則「ムーアの法則」の延長でしかないと思います。

処理能力が上がって、利用できるデータが増えているのはわかりますが、問題はそれらを活用してある程度継続して利益を上げられるアルゴリズムを作成できるのかってことだと思います。

データはいくら増えても「過去のデータ」で、「未来のデータは手に入らない」のです。


おそらく、どの相場にも有効なアルゴリズムというのはないのだろうと思っています。

いくら過去の相場では有効なアルゴリズムでバックテストでは完璧でも、明日からの未来の相場に万能なアルゴリズムというのはないのではないかと思っています。

相場によって変化させることが必要だと思います。だとすると、ダーウィンの進化論のように、多くの変異を生んで、その相場に適したアルゴリズムだけが生き残るのだと思います。

進化論に沿うとすると、中立進化説で唱えられているように、変異は相場に対して有利でも不利でもなくて、大部分の変異は損失を出して淘汰されて、ほんの一部の利益を出したアルゴリズムだけが有益だったといえるのかと思います。

もしもそんな変異をコントロールできるシステムが開発できたとして、淘汰されるべきアルゴリズムに投資した資金を補って余りある利益を上げられるのかという疑問は残ります。

AIとかビッグデータとかを否定するつもりは毛頭ありませんが、それらを活用したクオンツ運用を素直に信用する気になれないもきち♪君でした。
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プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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