2017.04.15
トレードステーションを使ってみる その5 EasyLanguage

図1:
「その4」までで、
でも、
この開発環境だけでEasyLanguageの開発が可能です。また、開発環境は
通常のデスクトッププログラムですから、タスクバーにショートカットを配置することも可能です。

図2タスクバーのショートカット
「EasyLanguage」はEasyとは付いていますが、Languageです。言語なのです。
移動平均線を1本引こうとすると図1のようになります。
--みょ 無理!!
もちろん。マニュアルは完備されています。172ページ。結構盛りだくさんです。
--むにゅ やっぱり無理!!!
予約語の辞書もありますが、基本的に英語で書かれていますので、結構手ごわいです。
--ぷしゅぅ 絶対無理!!!!
ざっくり使ってみた感じでは、プログラム言語に慣れている人なら抵抗なく扱えます。でも、今までプログラム言語になじみがなくてエクセルとかでもややこしい関数を使ったことがない人には少しハードルが高いのかもしれません。
とは言っても、やはりマーケット用の言語ですので、テクニカル指標やストラテジー(アルゴリズム)を表現するための予約語が豊富です。例えば「終値」なら「Close」だけで指定できます。楽ちんです。
今までもきち♪はエクセルで指標やバックテストを表現してきました。
同じ指標を表現するのにEasyLanguageとエクセルとどちらが楽かと考えると、やっぱり使い慣れたエクセルのほうが楽です。
例えば移動平均線を1本引くのなら、「=AVERAGE(平均する期間の終値)」ってなもんです。お行儀よく書いても「=IF(ROW()>平均する期間,AVERAGE(OFFSET(その日の終値,,平均する期間)),NA())で表現できます。
--うに エクセルでがんばるみょ
ただ、アルゴリズムやバックテストとなると、EasyLanguageのほうが楽です。
エクセルで条件を指定して、元手の資産内で買いとか売りを実行して損益を計算するのは結構大変です。ましてや、足の途中で執行するのは不可能です。
例えば日足のボックス相場で下限にタッチした時に買いを入れて上限にタッチした時に売りを入れると考えた場合に、エクセルでは日中の動きで判断することができません。そもそもデータがないのです。EasyLanguageなら日中の売買が可能になります。
EasyLanguageは少しとっつきにくいかもしれませんが、基本的な指標やストラテジーは標準で用意されています。標準で用意されている指標やストラテジーを編集して使うことも可能です。
まずは、標準で用意されているものを「少しだけ」変更してみるということから始めてみるのがいいかと思います。
