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今さら聞けない ランダム・ウォーク理論

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図1:日経平均日足2年の同じ方向に動いた割合

株価って上でも下でもトレンドが形成されると一方向に動きやすいと思います。


ところが、株価というのはどの時点においても、長期的にも短期的にも「上昇と下降の可能性」がほぼ同じで、過去の値動きからも独立した事象であるという理論があります。

それが「ランダム・ウォーク理論(Random Walk Theory)」です。

つまり、過去の値動きはこの先の値動きに対して何も影響を与えないということです。いくらトレンドを形成していても、移動平均線がどうクロスしても、雲の中にいてもいなくても関係ないというのです。

テクニカル分析なんて意味がないと言っているのです。身も蓋もありません。

--みょ んでも実績があるみょ 酒田さんに怒られるみょ

うん。テクニカル分析を全否定されるのはちょっと違うのかなと思います。


ということで、過去2年間の日経平均日足終値で、連騰と続落の回数を調べてみたのが図1です。

完全に独立していて、上昇下落の確率が半々なら、連騰続落の確率も50%になるはずです。

結果は、前営業日からの変化と同じ方向に動いたのは257回で52.45%、逆方向に動いたのが233回で47.55%となりました。

--みょ 微妙だみょ

うん。これだけでは有意とは言えませんが、かといって独立していると断言できるほどでもありません。でも、少なくとも「同じ方向に動きやすい」とは決して言えないことがわかります。


この考え方は「効率的市場仮説(efficient-market hypothesis)」とも密接に関連します。

効率的市場仮説とは、市場では多くの大人たちが常に分析を行っていて、ニュースは多くの投資家にすぐに広がって、新しいニュースが届いたらすぐに株価に織り込まれるから相場は常に正しいという仮説です。

常に正しい相場で常に適正な価格で取引されているのですから、割安な株を買うことも割高な株を買ってしまうこともないということです。

そして、常に相場が正しいのであれば、鵜の目鷹の目で銘柄を選定して、完璧なテクニカル分析で仕掛けても、インデックスファンドに勝てないということになります。

--みょ おかしいみょ バフェットおじさんはいっぱい儲けているみょ

うん。相場には多くの投資家の屍と、ほんの少しのバフェットおじさんがいます。

多くの屍とバフェットおじさんとの間には何か違いがあるはずです。


銘柄選定も売買タイミングも意味がないというのでは身も蓋もありません。

でも、仮にそうだったとしても、相場で利益を上げ続ける人と、資産を大きく失って退場していく人がいます。

この人たちには何か違いがあるはずです。ちょっとした違いかもしれませんが、明確な違いだと思います。

一つ考えられる可能性は、同じ銘柄を同じ「ような」タイミングで仕掛けても、その後のさばき方に違いが出てくるということです。

含み益が出たときにどこまで益を伸ばせるか、あるいは損失が膨らむ前にどうやって最小限の損失で損切りできるかというのが違うのかもしれません。

もきち♪はファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も決して否定していません。

でも、全く無視するわけにもいかない、何だか考えさせられる理論だと思っています。
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プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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