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今さら聞けない ROICとROIとROA -ROEと違うというのはわかるけど-

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図1:ROEの計算式

ファンダメンタル分析で使われる用語には似たようなものがあって混乱しそうになります。


特に、アルファベット3文字ってのが曲者です。いや。ちゃんと略す前の元の言葉を思い浮かべればいいのですが、アルファベットで略しているというのはダイゴでもない限りもとは英語なのです。

以前「今さら聞けない ROE」で「ROE(自己資本利益率:Return On Equity)」について確認しました。

ROEは、自己資本に対してどれぐらいの利益を上げたかをはかる指標でした。

自己資本利益率ってやつです。


わざわざ「自己資本」とついているのですから、他にも利益率をはかる指標があります。

例えば、銀行から借りたお金は「自己資本」ではありませんので、長期低金利で借りたお金があれば、ROEが実力以上に高くなる場合があります。

もちろん。お金を借りられるのも実力ですので、会社の実力を測るのに自己資本を使えばいいという場合もあります。

でも、実際に固定的に使えるお金(自己資本+固定負債)からどれだけの利益を得ているのかが知りたい場合もあります。

そんな固定的に使えるお金に対してどれだけ利益を出したのかを知る指標が「ROIC(投下資本利益率:Return On Invested Capital)」です。

投下資本に対する利益を見たいのですから、利益も「税引き後営業利益」を利用します。ちょっとややこしい。


--みょ ややこしいみょ それにROICって4文字だみょ

うん。そんなややこしいことを考えたくないときには総資本と最終的な当期純利益で考えたくなります。総資本当期純利益率です。

そんな利益率が「ROI(投資利益率:Return on Investment)」です。これがROIですから、ROICは4文字じゃないと区別できなくなります。

--みょ 4文字でも許すみょ

総資本も、期首と期末では異なりますので、どっちを使うか迷わなくてもいいように足して2で割っています。正確ではないけれど、迷わず実態に近づけることができます。

ROI=当期純利益÷((期首総資本+期末総資本)÷2)


当期純利益を使うとわかりやすくていいのですが、特別損益もまとめて評価することになります。創業以来の土地を売って売却益が出ても、災害があって大きな損失があっても、営業利益と一緒に評価してしまいます。

--みょ ちょっと乱暴だみょ

うん。ちょっと乱暴です。そこで、毎年繰り返されるような利益である「経常利益」で評価しようというのが「ROA(総資産利益率:Return On Assets)」です。

「総資産」とはなっていますが、貸借対照表(バランスシート)では「総資本」と同額となります。つまり、ROIとの違いは利益を経常利益で計算することとなります。

ROA=経常利益÷総資産


自分で評価するだけなら、ややこしいことは考えずに、都合のいい勘定科目で計算すればいいのです。

でも、人に説明するには定義を合わせて伝える必要があります。定義がしっかりしていれば共有できます。

そして、その定義を一般に広めた指標には名前が付いています。

一般的に使われている指標でも、細かいところは使う人によって微妙に異なっている場合も少なくないのです。厳密に伝えたいときには計算式を添えることが大切だと思っています。
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もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話がメインになるかな?

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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