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今さら聞けない ネットキャッシュ

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図1:NTTカードソリューション NET CASH

主にM&Aの考え方だと思いますが「ネットキャッシュ」という用語があります。


--みょ また仮想通貨だみょ ビットコインだみょ

いえ。仮想通貨の話ではありません。また、図1の「NET CASH」ってのはNTTカードソリューションが発行しているプリペイド型の電子マネーです。この話でもありません。

バリュー株投資を調べていると「ネットキャッシュ」で割安株を選定するなんて話が出てきます。

これこそ以前「内部留保は企業がため込んでいる現金だと思ってない?」でおとなたちが気にしていた「企業が貯めこんだ現金」のことです。

ネットキャッシュが貯めこまれているのなら、企業が現金を貯めこんで投資に回していないから云々という話になります。


ネットキャッシュは、「現金及び現金同等物」から「負債」を引いて求めます。

つまり、借金を全部返した場合に残る現金ということです。

--みょ お金があるのなら借金しなくてもいいみょ

うん。そうなのです。お金を借りて投資に回すべきなのに、投資に振り向けずに現金で持っているとも言えます。

--みょ 借金の意味がないみょ

うん。現金のまま投資に向けないから経済の活性化に寄与していないと言う話です。


ところで、「現金」はいいとして、「現金同等物」ってのがちょっと厄介です。

この辺りは貸借対照表に書かれています。貸借対照表では現金と預金をまとめて「現金及び預金」という勘定科目を使います。つまり、「預金」は現金とほぼ同じということです。すぐに現金にできるということで「要求払預金」などと呼ばれます。

これに対して「現金同等物」というのは、「預金」ほどではなくても短期間で現金化できて、価格変動が少ないものです。

例えば、償還期限が迫っている社債とか、期日が迫っている定期預金とか、国債とかです。

上場企業の株式はすぐに売却できますが、価格変動が大きいために「現金同等物」とは言えません。

ざっくりと言うと、キャッシュ・フロー計算書に書かれているものと言えます。


ネットキャッシュはM&Aの世界ではよくつかわれるようです。

例えば、時価総額200億円の企業を時価で買うとして、その企業がネットキャッシュを100億円持っていたとします。

この会社を買収するコストはいくらでしょう。

--みょ 時価総額200億円で時価で買うんだから200億円だみょ

うん。でも、200億円で買うと、もれなく100億円の現金が付いてきます。

そこで、必要となる買収資金からネットキャッシュを控除した額が、本当に必要な買収コストだと考えることもできます。

ここで、長期株式投資でも企業の一部を買収するという考え方をすると、M&Aの視点も必要になってきます。

株式投資家にもネットキャッシュの視点は必要なのかもしれません。


投資スタイルにもよりますが、M&Aのための評価方法は参考になると思っています。

M&Aと長期投資は、企業を全部買うか一部を買うかの違いだけだと考えることができます。

もちろん。ひよこ投資家™が全部買うことはできないのですが。
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プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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