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ドルインデックスとドル・円について

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図1:ドル指数先物とドル・円1年チャート

円高・ドル安が進んでいます。


今まで何度も円高局面がありました。でも、今回はどうも今までと違います。確かに円高・ドル安だけど、日本の都合だけで円高・ドル安が進んでいるわけではありません。

むしろ、アメリカの財務長官発言による、ドル安が進展していると考える方がよさそうです。

だとすると、ドル安の具合を見るのに、ドル・円の推移だけでは不十分です。


主要な通貨に対する総合的なドルの為替レートを指数化した数字がドル指数(ドルインデックス:US Dollar Index)です。

特に、FRB(連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board,)やニューヨーク商品取引所 (New York Board of Trade, NYBOT) が算出しているドル指数が注目されています。


図1にドル指数先物とドル・円1年チャートを1年前基準で並べてみました。水色がドル指数先物でオレンジ色がドル・円です。

6月ごろまではドル指数とドル・円は似たような動きをしていましたが、6月中旬からドル指数先物が下落してきました。下落すれば主要通貨に対してドル安が進んでいるということです。

つまり、ドル・円ではあまり変化していませんが、主要通貨に対してドル安が進んでいるということです。


図1を見るとドルインデックスの下落が進んでいます。ところが、ドル・円の動きを見ると、99%から101%のボックス相場に見えます。

つまり、ドル安が進んでいるけど、円も一緒に安くなっているからボックス相場を形成しているということです。決して円高ではないのです。

とは言っても、米ドルは世界の基軸通貨ですから、円安が進んでもドルと一緒に下がっていたのでは円安のメリットは受けられません。困ったものなのです。


円高・ドル安が進展していると言われていますが、よく見てみるとどうも「円高」要素よりも「ドル安」要素のほうが強そうです。

そして、米ドル以外の通貨に対しては「円安」に動いているといえます。

--みょ 円インデックスは?

うん。そのもののデータは得られませんでした。でも、ドルインデックスとドル・円から計算することができます。そして、計算すれば円安が進んでいるということになります。

円高・ドル安が進んでいると言われても、実は円安ともっと激しいドル安が進んでいるということなのかもしれません。

ドル安と米国債と

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図1:ドル・円日足3か月チャート

前回「円高? ドル安?」で確認したように、1月24日にムニューチン米財務長官が「ドル安は貿易にとって良いこと」と発言したあたりから一段の円高・ドル安が進展しています。


すぐにロス商務長官が火消しに回りましたし、トランプ親方も「ドルはどんどん強くなる。強いドルが見たい」と言ってドル安発言を否定しています。でも、ドル安の流れは止まりません。

なにしろ、財務長官がポロっとドル安を望むような発言をしたのです。やらかしたとみられても仕方がありません。


確かに自国通貨が安いというのは輸出産業にとっては有利に働きます。自国からの輸出価格を変えなければ海外での価格が下がって価格競争力が増すということですし、海外での販売価格を変えなければそれだけ自国通貨がたくさん得られるということになります。

ただし、輸入では逆に働きますので、不利になります。輸入品の価格が高くなってしまいます。円安・ドル高になるとガソリンや小麦の値上げにつながるってやつです。

これが貿易黒字国ならば輸出のほうが多いのですから、自国通貨安はトータルでプラスに働きます。逆に貿易赤字国ならば、輸入のほうが多いのですから、トータルでマイナスです。

アメリカは貿易赤字国です。

--みょ マイナスだみょ

うん。だから財務長官がドル安発言をして、商務長官が火消しに回ったのかもしれません。


さらに、アメリカには厄介な問題があります。例えば日本なら、国債のほとんどは日本国内で消化されています。つまり、国債のほとんどは日本円で保有されているのです。ところが、アメリカ国債は世界中で保有されています。

ドル安になると(ドルインデックスが下がると)国債を持っている人たちの資産が減少してしまいます。損します。アメリカ国債なんか買えるか!ってなもんです。困ります。

FRBだって困ります。バランスシートを削減しますって言ってはいますが、実際にはまだほとんど減っていません。FRBはいっぱいアメリカ国債を持っています。バランスシート削減といっても実際に国債を売るわけではなく、償還後の買い増しをしないということのようですが、それでも世界的にみると資産が目減りします。円建てで見るとバランスシートの削減がどんどん進むことになるのです。

FRBに限らず、国債だけでなく、世界中のドル建て資産が目減りします。円安とは影響力が違います。


だと考えると、世界通貨の中でドル安が進むというのは考えにくいと思います。特定の通貨に対して相対的なドル安(円高・ドル安とか)はあっても、世界通貨の中でのドル指数(ドルインデックス)が下がり続けるというのは考えにくいのです。影響力が大きすぎます。

ドル安が進むと、この隙にドルを仕込んでおこうという力が働きそうです。買われれば価格は上昇します。財務長官のつぶやきに過剰反応して必要以上にドル安が進むというのは考えにくい。

とはいっても、ドルインデックスが戻っても円に対してだけは円高・ドル安のままというのは十分考えられると思っています。困ったものです。

日経平均、ドル・円、WTI原油先物

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図1:日経平均、ドル・円、WTI原油先物6カ月推移(6か月前基準)

昨年9月からの日経平均株価上昇は目を見張るものでした。


でも、日経平均よりも上昇しているものもあります。

--みょ ビットコインだみょ 急上昇だみょ

う~ん。確かにビットコインも急上昇しましたが、その後下落に転じています。それでも6か月で4倍程度になっていますが、もっと伝統的な投資対象です。

図1に日経平均とドル・円とWTI原油先物を並べてみました。

--みょ 原油上がっているみょ

うん。ガソリン代が高くなっているのも納得です。


図1を見ると昨年11月中旬までは日経平均株価とWTI原油先物価格は連動していました。ちゃんと調べればきっと強い相関がありそうです。

でも、11月中旬から日経平均の上昇ペースが穏やかになってもWTI原油先物の上昇が止まりません。

日経平均でも十分上昇していると思っていましたが、もっと上昇しているのです。ビットコイン以外でも。


日経平均株価は昨年9月から急上昇しているというイメージでした。

でも、WTI原油先物価格はその間の上昇率が日経平均株価に負けていないだけでなく、日経平均株価の上昇ペースが落ちてからもそれまでの勢いそのままに上昇を続けています。

チャートの形を見る限りはまだまだ上昇しそうな勢いです。とはいってもこのままガソリン価格が上昇すると困りますし、いつまでも上昇する相場というのはありませんので、どこで反落するのかという話かと思います。

円高? ドル安?

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図1:ドル・円日足3か月チャート

円高・ドル安が進んでいます。1月9日の高値から11営業日で4円以上円高・ドル安に動いています。覚えとして今回の円高・ドル安について確認しておきます。


きっかけは黒田おじさんです。1月8日の終値は1ドル113.06円でした。

1月9日の金融調節で残存10年超25年以下の国債買い入れ額を2000億円から100億円減額して1900億円としました。また、残存25年を超える国債買入額を900億円から100億円減額して800億円としました。

翌10日には約2円の円高・ドル安をつけています。10日の終値が1ドル111.367円でした。


1月23日までだらだらと円高・ドル安が進んで、終値は110.313円でした。

昨日1月24日にムニューチン米財務長官が「ドル安は貿易にとって良いこと」と発言したと伝えられてドル安・円高が加速しています。

--みゅ? ドル安が貿易にいいことだってだれでも知っているみょ

うん。でも、政府のえらいさんが発言すると、政府としての意向だということで、少なくとも今の水準はアメリカ政府が容認しているということです。

すぐにロス商務長官が火消しに動きましたが、ドル安の動きは防げませんでした。24日終値は1ドル109.139まで円高・ドル安が進んでいます。


他にも要因はあるのでしょうが、大きな陰線は2本です。

結局黒田おじさんの買い入れオベの減額による円高と、ムニューチン発言によるドル安とが相次いだことで円高・ドル安が進んでいるということのようです。

どうやら円高でもあり、ドル安でもあるということかと思います。

NYダウが加速度的に上昇しています

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図1:数列の検証

107、54、30、23、8 と続いています。


--みょ また何かの数列?

うん。とりあえず「差」と「比」を計算しましたが、等差数列や等比数列ではありません。

--みょ どこから持ってきた数列?

うん。NYダウから持ってきました。


NYダウを切りのいい1000ドル更新するごとに色を変えてみました。

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図2:NYダウ1年推移

--みょ どんどん期間が短くなっているみょ

うん。この切りがいい1000ドルを更新するのにかかった営業日数が冒頭の数列なのです。

--みょ 大変だみょ 次はもっと短くて月末には毎日1000ドル上昇するみょ

うん。さすがにそれはないと思います。ビットコインじゃないんだから。


よく見ると107営業日かかった21000ドルから22000ドルの前の、20000ドルから21000ドルまで上昇するのに17営業日となっています。

たまたま4回連続したからと言って、傾向が出てきたと考えるのは早計なのかもしれません。

念のために2次近似線を追加してみます。

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図3:図2に2次近似線を追加

--みょ 近似されているみょ

うん。データから計算しましたので、近似されていますが、重要なのは2次近似で似たような曲線が描けるということなのかもしれません。


たまたまということもできますが、近似線を見ると傾向がないとは言い切れません。

ただ、このまま2次近似線に沿って上昇するとどんどん上昇ペースが上昇しますので、このまま近似線に沿うというのも考えられません。

ということで、この近似曲線からの乖離ポイントを探すということなのかと思います。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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