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マネックスグループ(8698)によるコインチェック買収 ーアーンアウト条項って?-

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図1:マネックスグループ<8698> 日足6か月チャート

マネックスグループ(8698)がコインチェックを買収するという話で出来高を伴って急騰しています。


今回伝わったのは、マネックスグループが36億円でコインチェックを買収するという話です。

でも、コインチェックって約580億円分のNEMを流出させて、約466億円を保証すると言っています。その会社の買収額として36億円というのはちょっとお安い気がします。

何だかマネックスグループが丸儲けのような気がして、株価が高騰するのもわかるように思います。


でも、ニュースリリースをよく見ると、どうもこの36億円が買収額総額ではないようです。

上記に加えて、コインチェックの現所有者との間で条件付対価に関する合意がなされています。今後3事業年度の当期純利益の合計額の二分の一を上限とし、一定の事業上のリスクを控除して算出される金額が追加で発生する可能性があります。

引用:マネックスグループ ニュースリリース 株式取得によるコインチェック株式会社の完全子会社化に関するお知らせ

3年間の純利益合計額の半額を上限に出来高払いの合意がなされています。中日ドラゴンズの松坂大輔投手(推定年俸1500万円プラス出来高払い)と一緒です。

アーンアウト条項です。マネックス側にしてみれば、いくら儲かると言われても、これだけの騒ぎになった会社を高値では買えないし、コインチェック側としてもいくら何でも36億円ってことはないよねってことで折り合いをつけたのがこのアーンアウト条項ということのようです。


日本では聞きなれない条項ですが、海外では一般的になっているようです。

プロ野球選手の年俸も「出来高払い」ってのが一般的になったように、これから一般的になるのかもしれません。

ただ、そうなると売るほうは気が気じゃありません。何しろ買収されて経営権が移ったのに業績連動って言われても何だか納得できません。

例外的なケースならばいいのですが、今後一般的になってM&Aも買い手市場になってしまうのはちょっと勘弁してほしいと思っています。

ということで、松坂選手の活躍を願っているもきち♪君でした。

道徳ファンドとワル者ファンド

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図1:ワル者

例えばGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)はESG投資ということで、社会に認められる活動をしている銘柄を取り入れたファンドに投資しています。


ESG投資では、財務状況にプラスして、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に優れた企業に対して投資します。エコだったり、女性が活躍していたり、社外取締役がしっかりしていたりです。

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図2:GPIF ESG投資とは

--みょ 環境も女性の活躍も大切だみょ

うん。ESG投資は社会に広く歓迎される企業に投資する道徳ファンド(エシカルファンド:Ethical investment fund)の一つの形だと思います。


とはいっても、人は道徳だけでは生きていけません。二酸化炭素も排出するし、電気を安定して使うためには原子力だって必要だし、たばこがないととてもじゃないが生きていけないし、しらふで生きるには現代はストレスが多すぎます。

そんな社会的には表立って支持されないけど、成長が見込まれる銘柄に投資しようとするファンドもあります。

ワル者ファンド(バイスファンド:VICE FUND)です。

航空・防衛、タバコ、酒類、カジノなど表立って応援するのは少し勇気が必要だけど、今後も必要な銘柄に投資します。


例えば、軍事産業というと破壊や人殺しの道具を作っているという見方もできますが、平和や安全を守るためには必要なものです。

ワル者ファンドの投資対象は決して悪者ではないのです。

どれもなくなったら困る産業です。

それよりも、善良なふりをしてユーザをだますような会社や、ユーザ情報を流出される企業や、強い立場を利用して取引業者に無理難題を押し付ける業者などのほうがよっぽどワル者だと思いますが、それらを投資対象にするわけではありません。それらの企業はそのうち社会的な制裁を受けることになると思います。

もしも、VICE銘柄が不当な安値になっていたら、拾ってみるのも面白いかと思っています。

成長率とPEGレシオ

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図1:2015.07.25 名証 IR EXPO2015 での五月さんの図

成長する企業の株を買いたいと思っても、成長の度合いってよくわかりません。


テクニカル分析がチャートなどの株価を分析するのに対して、利益などの企業業績などを分析して投資するのがファンダメンタルズ分析です。

ファンダメンタルズ分析は割安株に投資するバリュー投資と、成長企業に投資するグロース投資があります。

--みょ 割安で成長する企業がいいみょ

うん。両方ってのはさすがにありません。成長が見込まれる銘柄はPERとかPBRといったバリュー投資で重視される指標はだいたいとんでもなく割高です。

グロース株の指数TOPIXグロースも、バリュー的に割高な株を集めています。バリュー的にとても買えない水準まで買われているということは成長が期待されているという発想だと思います。

発想としては理解できますが、例えばPERの高さがそのまま成長率につながるとは言えそうもありません、優待もあるし。


そんな雲をつかむような成長率を数字で表して、評価してみようというのがPEGレシオです。PERを成長率で割って求めます。

PEGレシオ=PER÷利益成長率

ここで、利益成長率は年間成長割合をパーセント表示した数字です。利益が100から1年後110に伸びたら、10%の伸びで10です。

--みょ 何だかごまかされているみたいだみょ

うん。でも、そういう数字のようです。


とは言っても、利益が伸びたってのは結果です。来年の利益はえらいさんが予想していますが、銘柄が限られますし、いくらえらいさんと言っても予想は予想です。実績と予想を組み合わせて使うほうがよさそうです。

また、本決算だけだと1年に1回ですので、四半期決算も四半期単独で計算してみるというのもありかもしれません。

実務での評価は、PEGレシオが1を切ると割安だと言われていますが、これも数式を考えると絶対的な数字とみるのではなくて想定的に比較したほうがよさそうです。

PEGレシオはよく耳にしますが、奥の深い指標だと思っています。

今さら聞けない REIT

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図1:JPX REIT一覧

不動産投資って憧れますが、大きなお金が必要そうだし、なかなか奥が深そうでひよこ投資家™にはなかなか手を出せません。


そんなひよこ投資家™が気軽に不動産に投資できるのがREIT(不動産投資信託:Real Estate Investment Trust)です。

--みょ よくわからないみょ

うん。でも、形としては、投資家からお金を集めて不動産に投資して、賃料などの利益を投資家に分配するというETFとかと同じ仕組みです。

投資家としては上場しているREITを株と同じように購入して、分配金を受け取って、たまには売却して売却益を得ることになります。投資銘柄をブラックボックスと考えれば株式投資と同じです。


投資家に利益を配分するという仕組みは、株式だと配当金で、REITだと分配金となります。

--みょ 一緒だみょ

うん。でも、利回りはREITのほうが高い場合が多いです。株式の配当利回りが平均1.6%(3月7日現在 もきち♪予想)なのに対して、REITの分配金利回りは単純平均で4.56%(もきち♪調べ)となっています。

--みゅぅ 利回り高いみょ

うん。株式配当金とREIT分配金では少しからくりが違います。


株式会社は、税引き前純利益から税金を引いて税引き後純利益となります。そして、その税引き後純利益を内部留保役員報酬株式配当金などに分けます。この配当金に回す割合を「配当性向」と呼んでいるのです。

配当性向は、自社株買いなども含めるとややこしくなりますが、とりあえずよく聞くのは20%とか30%とかです。

それに対して、REITでは、家賃などの収入から費用を引いた利益の90%以上を投資家に分配金として分配すれば、税金も不要です。

配当性向に対応する利益に対する分配金比率が90%を超えれば無税です。株式の配当性向だったら90%を超えていると言われるとかえって不安になってしまいます。


--みょ 配当利回りは高いほうがいいみょ

う~ん。でも、配当利回りが高いというのも考え物です。企業は資金を使って利益を出します。つまり、内部留保に回して設備などの投資に回すほうが企業としては正しいのかもしれません。

--みょ 内部留保って少し前に悪者にされていたやつだみょ 怒られるみょ

うん。でも、利益の90%以上を分配に回すと、現状維持しかできません。不動産は、今後人口が減少すると需要が減ってくるのかもしれません。少し長い目で見ると、ちょっと投資しづらいのかもしれません。

まあ。どんな投資対象もちゃんと調べて戦略を立案する必要があるということですね。

今さら聞けない リスクパリティ戦略

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図1:日経平均VI 日足6か月チャート


卵は一つのカゴに盛るなと言われます。分散投資しましょうってことです。


とは言っても、何でもかんでも分散すればいいってもんじゃぁありません。目的に合った投資対象に分散しないと、分散投資していても結局同じような値動きをして、分散投資した意味がないということもあります。

--みょ 分散投資しても意味がないの?

うん。例えば為替への反応が同じような投資対象に分散していて、円高・ドル安に動いたら同じように損失が出るってんでは意味がありません。

--みょ そだねー

うん。分散投資をするのなら、相関が弱い別の値動きをする投資対象に分散するほうがよさそうです。


例えば株と債券に分散投資すると、株式の値動きが激しいのに対して、債権の値動きは穏やかですからほとんど株式の値動きだけで全体の評価が決まってしまうことになります。

このような値動き(リスク)が偏っている投資対象を組み入れるときに、リスクに着目して組み入れ比率を構成して、資産全体のリスクを設計する手法をリスクパリティ戦略と言います。

リスクパリティ戦略でポートフォリオを組んでも、各投資対象のリスクというのは状況によって変化します。図1は日経平均のVI(Volatility Index)です。市場参加者が日経平均株価の動きが激しくなると考えると上昇します。

この、VIが上昇すると株式のリスクが上昇するということですので、リスクパリティ戦略をとっている投資家はポーフォリオの組み入れ比率を見直す必要が出てくるのかもしれません。


日経平均VIやS&P500VIXが急上昇するとリスクパリティ戦略のアロケーションが云々という話題が出てきます。

ポートフォリオの中で特定の投資対象のリスクが急増すると困るのです。それによってまた売られるという動きが出てきてしまいます。

リスクパリティ戦略の意味からもボラティリティインデックスには注意を払う必要があるのかもしれません。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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