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今さら聞けない 相関係数

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図1:2018年7月 各指標の相関係数

日経平均株価もTOPIXも日本の株式市場を表す指標ですから、同じように動くことが多い。上昇も下降も。


とは言っても、採用銘柄が違いますし、計算方法が違いますので全く同じ動きをするわけではありません。いや。まったく同じ動きをするのならどちらか一つだけでいいのです。

特に、黒田おじさんが「日経平均よりもTOPIXを買うみょ」って言えば大手銀行株が買われてTOPIXが元気になったりします。

TOPIXだけじゃありません。日本株はダウの動きに大きく影響されますが、それもほぼ同じ動きをするときもあればあまり影響を受けない時もあります。

ドル円相場もドル高円安に動けば日本株の主力である輸出関連株が買われて日本株は上昇すると期待されますが、関連の強い時と弱い時があります。

なにしろそれぞれ別の相場で、別の指標なのです。


この関連の強さはその時々で変化します。傾向は同じでも、その時々に投資家が気にしている内容によって、何と何が連動が強いというのが変化します。

この変化は、個々の指標のチャートを見ていただけではわかりにくい。

--みょ 相対チャートで見るみょ

う~ん。個々のチャートで見るよりは相対チャートで見たほうが分かりやすいのですが、それでも感覚的なもので、「全然関連しない」か「ものすごく関連している」かしかわかりません。

--みょ カイリ率?

うん。まだ乖離率のほうがいいかもしれませんが、計算が面倒な割に例えば「2018年7月の日経平均はどの指標と関連が1番強かったか」なんてことはわかりません。


そんなときに使えるのが、「相関係数」です。相関係数はどれだけ同じような動きをしたのかってのを表す係数で、-1から1の間の値です。

正ならば相関があって、負ならば逆の相関があります。まったく同じ動きをしたら「1」で、全く逆の動きをすれば「-1」で、全く無関係の動きをすれば「0」です。

絶対値が「0.2以下」なら相関がなくて、「0.4」までは弱い相関、「0.7」までが相関があって、「0.7」を超えたら強い相関があると言われます。

調べたい2系列の共分散をそれぞれの変数の標準偏差で割って求めます。

--みょ むりっ!!

うん。エクセルに関数が用意されています。


エクセルでは「CORREL関数」を使います。書式は「CORREL(配列 1, 配列 2)」です。

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図2:CORREL関数の設定

これならば、それぞれの指標が用意できればすぐに計算できます。


ということで、図1を見るとドル円だけ関連が弱いようです。

--みょ 半分暗いみょ 見にくいみょ

うん。2要素の関連を示す数字ですから、片側だけでいいのです。

ただ、日本株と海外株の指数は時差分のタイムラグがありますので、日足では厳密な相関関係を表していないのかもしれません。

でも、お手軽に相関度合いを調べるには便利な係数だと思っています。

キャズム理論とは? 夏休みの読書感想文 その1

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図1:イノベーター理論の5分類

えらいもので【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されています。


とはいってももきち♪です。ひよこ投資家™ですので、FISCOさんから、これでも読んで勉強しなさいってんで、「【ザ・キャズム】今、ビットコインを買う理由」って本をいただきました。

 

さあ読もうと思ったのですが、そもそもキャズムって何?と固まってしまいました。

--みょ タイトルもわからないんじゃ読む資格がないみょ

うん。さすがにタイトルの意味が分からなくては安心して読めません。


ということで、検索してみました。bingで。キャズム。

キャズムってのは「溝」って意味だということです。そして、マーケティングではイノベーション普及のボトルネックとなる、イノベーター理論の初期少数採用者(アーリーアダプター)から初期多数採用者(アーリーマジョリティ)に移行する「溝」のことなのです。

図1がイノベーター理論の5分類です。他の分類を乗り越えるときにも「壁」はありますが、アーリーアダプターからアーリーマジョリティに移行するのが一番大変で、特別にキャズム(溝)と呼ばれているようです。

そして、図1を見ても、普及のためには一番大切な境界だといえます。

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図2:キャズム


ということで、タイトルもわかりましたので安心して読み進められます。

ちょうど夏休みシーズンですので、その2から読書感想文を書いてみます。

マネックスグループ(8698)によるコインチェック買収 ーアーンアウト条項って?-

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図1:マネックスグループ<8698> 日足6か月チャート

マネックスグループ(8698)がコインチェックを買収するという話で出来高を伴って急騰しています。


今回伝わったのは、マネックスグループが36億円でコインチェックを買収するという話です。

でも、コインチェックって約580億円分のNEMを流出させて、約466億円を保証すると言っています。その会社の買収額として36億円というのはちょっとお安い気がします。

何だかマネックスグループが丸儲けのような気がして、株価が高騰するのもわかるように思います。


でも、ニュースリリースをよく見ると、どうもこの36億円が買収額総額ではないようです。

上記に加えて、コインチェックの現所有者との間で条件付対価に関する合意がなされています。今後3事業年度の当期純利益の合計額の二分の一を上限とし、一定の事業上のリスクを控除して算出される金額が追加で発生する可能性があります。

引用:マネックスグループ ニュースリリース 株式取得によるコインチェック株式会社の完全子会社化に関するお知らせ

3年間の純利益合計額の半額を上限に出来高払いの合意がなされています。中日ドラゴンズの松坂大輔投手(推定年俸1500万円プラス出来高払い)と一緒です。

アーンアウト条項です。マネックス側にしてみれば、いくら儲かると言われても、これだけの騒ぎになった会社を高値では買えないし、コインチェック側としてもいくら何でも36億円ってことはないよねってことで折り合いをつけたのがこのアーンアウト条項ということのようです。


日本では聞きなれない条項ですが、海外では一般的になっているようです。

プロ野球選手の年俸も「出来高払い」ってのが一般的になったように、これから一般的になるのかもしれません。

ただ、そうなると売るほうは気が気じゃありません。何しろ買収されて経営権が移ったのに業績連動って言われても何だか納得できません。

例外的なケースならばいいのですが、今後一般的になってM&Aも買い手市場になってしまうのはちょっと勘弁してほしいと思っています。

ということで、松坂選手の活躍を願っているもきち♪君でした。

道徳ファンドとワル者ファンド

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図1:ワル者

例えばGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)はESG投資ということで、社会に認められる活動をしている銘柄を取り入れたファンドに投資しています。


ESG投資では、財務状況にプラスして、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に優れた企業に対して投資します。エコだったり、女性が活躍していたり、社外取締役がしっかりしていたりです。

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図2:GPIF ESG投資とは

--みょ 環境も女性の活躍も大切だみょ

うん。ESG投資は社会に広く歓迎される企業に投資する道徳ファンド(エシカルファンド:Ethical investment fund)の一つの形だと思います。


とはいっても、人は道徳だけでは生きていけません。二酸化炭素も排出するし、電気を安定して使うためには原子力だって必要だし、たばこがないととてもじゃないが生きていけないし、しらふで生きるには現代はストレスが多すぎます。

そんな社会的には表立って支持されないけど、成長が見込まれる銘柄に投資しようとするファンドもあります。

ワル者ファンド(バイスファンド:VICE FUND)です。

航空・防衛、タバコ、酒類、カジノなど表立って応援するのは少し勇気が必要だけど、今後も必要な銘柄に投資します。


例えば、軍事産業というと破壊や人殺しの道具を作っているという見方もできますが、平和や安全を守るためには必要なものです。

ワル者ファンドの投資対象は決して悪者ではないのです。

どれもなくなったら困る産業です。

それよりも、善良なふりをしてユーザをだますような会社や、ユーザ情報を流出される企業や、強い立場を利用して取引業者に無理難題を押し付ける業者などのほうがよっぽどワル者だと思いますが、それらを投資対象にするわけではありません。それらの企業はそのうち社会的な制裁を受けることになると思います。

もしも、VICE銘柄が不当な安値になっていたら、拾ってみるのも面白いかと思っています。

成長率とPEGレシオ

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図1:2015.07.25 名証 IR EXPO2015 での五月さんの図

成長する企業の株を買いたいと思っても、成長の度合いってよくわかりません。


テクニカル分析がチャートなどの株価を分析するのに対して、利益などの企業業績などを分析して投資するのがファンダメンタルズ分析です。

ファンダメンタルズ分析は割安株に投資するバリュー投資と、成長企業に投資するグロース投資があります。

--みょ 割安で成長する企業がいいみょ

うん。両方ってのはさすがにありません。成長が見込まれる銘柄はPERとかPBRといったバリュー投資で重視される指標はだいたいとんでもなく割高です。

グロース株の指数TOPIXグロースも、バリュー的に割高な株を集めています。バリュー的にとても買えない水準まで買われているということは成長が期待されているという発想だと思います。

発想としては理解できますが、例えばPERの高さがそのまま成長率につながるとは言えそうもありません、優待もあるし。


そんな雲をつかむような成長率を数字で表して、評価してみようというのがPEGレシオです。PERを成長率で割って求めます。

PEGレシオ=PER÷利益成長率

ここで、利益成長率は年間成長割合をパーセント表示した数字です。利益が100から1年後110に伸びたら、10%の伸びで10です。

--みょ 何だかごまかされているみたいだみょ

うん。でも、そういう数字のようです。


とは言っても、利益が伸びたってのは結果です。来年の利益はえらいさんが予想していますが、銘柄が限られますし、いくらえらいさんと言っても予想は予想です。実績と予想を組み合わせて使うほうがよさそうです。

また、本決算だけだと1年に1回ですので、四半期決算も四半期単独で計算してみるというのもありかもしれません。

実務での評価は、PEGレシオが1を切ると割安だと言われていますが、これも数式を考えると絶対的な数字とみるのではなくて想定的に比較したほうがよさそうです。

PEGレシオはよく耳にしますが、奥の深い指標だと思っています。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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