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今さら聞けない 国庫短期証券

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図1:財務省 国債(国の発行する債券) 国際トピックス

日銀が国庫短期証券を買い入れています。


--みょ コッコ?

うん。国庫短期証券です。この買入自体は珍しくはありません。11月にも買い入れています。

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図2:日銀による国庫短期証券の買入 平成30年11月


この国庫短期証券というのが耳慣れなかったのです。

国庫短期証券とは、日本政府が発行する償還期限が1年以内の割引債です。

--みょ 国債じゃないの?

うん。短期国債です。償還期限が1年以内で利子の支払いがなくその分割り引かれて発行される国債を「国庫短期証券」と呼んでいるのです。


国庫短期証券の発行自体は11月に7回実施されています。

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図3:財務省 国債入札カレンダー 平成30年11月

--みょ 日銀が買っていない時も多いみょ

う~ん。そもそも国債を直接中央銀行が買うというのは(以下自粛)。


ということで、国庫短期証券というのはいわゆる短期国債ということです。

1年以内の償還ですので、利息はないし、貸借対照表上も全額流動資産として扱われます。

結局日本政府がとりあえずの資金不足に対応するために発行する国債の償還期限が短いものということですね。

ブラックスワン指数と恐怖指数と

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図1:SKEW指数とVIX指数日足6か月チャート

swanって白鳥です。白鳥って白い鳥です。ところが、1697年にオーストラリアで黒い白鳥が見つかったから大変です。黒い白鳥っておかしな言葉です。ということで、ブラックスワン(コクチョウ)です。ありえないことをブラックスワンというようになったとさ。


--みょ のどかでいいみょ

うん。でも、マーケットでありえないと思われていた出来事が起きた場合には大騒ぎです。ブラックスワン理論です。

起こりえないことですから、予測は難しいし、相場に織り込むことは無理かと思います。ただ、そこまで起こりえないことではなくて、ひょっとすると起こるかもしれないことというのは相場に織り込まれます。

とりあえず通常の取引を続けるけど、心配だからオプションで保険を掛けるといった具合です。

マーケット参加者は、他の参加者の動きには敏感です。他のマーケット参加者が、どれぐらい下落に備えているかというのが気になるのです。

ということで、オプション価格からマーケット参加者がどれだけ将来の下落に備えているかを調べるのがブラックスワン指数です。

米シカゴ・オプション取引所(CBOE)が算出するSKEW指数がこのブラックスワン指数と呼ばれています。


--みょ 恐怖指数ってのもあるみょ

うん。マーケット参加者が将来の変動幅をどう見ているかをオプション価格から算出するのがVIX指数(恐怖指数)です。

一応教科書通りに考えると、オプション価格から上も下も含めた変動幅を算出するのがVIX指数で、下落に注目したのがSKEW指数ということになります。

SKEW指数が上昇するということはマーケット参加者が大きな下落可能性を感じているということです。

特にVIX指数とSKEW指数とが乖離している場合には特に注意が必要なのかもしれません。


とは言っても、マーケット参加者が将来を想定してオプション取引をしているのですから、マーケット参加者が想定しているリスクなのです。

本当に思ってもいないことは織り込まれていません。誰にもわからないのです。

もちろん。ブラックスワン指数が上昇している場合にはこの先マーケット参加者が恐れている出来事があるということですので、注意が必要ですが、本当に心配なら指数ではなくて価格に反映されるはずなのです。

おとなは下落の恐れがあってもオプションで保険をかけて現物を買う必要があるのかもしれませんが、少なくともひよこ投資家™は異常な値動きだけ気を付けていればいいのかもしれません。

黄金分割とフィボナッチ級数

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図1:黄金長方形

黄金比って比率があります。人が美しいと感じる比率と言われて、パルテノン神殿、サグラダ・ファミリア、鹿苑寺金閣、名刺にハガキなどに利用されています。もきち♪は実際に測定したことがありませんが、自然界にもたくさん見られるようです。


黄金比の数学的な求め方は何種類かありますが、その1つに黄金長方形を利用する方法があります。

--みょ んでも美しいと感じる長方形って人それぞれだみょ 数学じゃなくて感性だみょ

うん。美しいかどうかではなくて、黄金長方形というのは、図学的な長方形です。

黄金長方形は、短辺を一辺とする正方形を除いたときに、短辺と長辺の比率が元の長方形と同じ比率になる長方形です。


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図2:黄金長方形

図2全体の長方形では短辺が「a」、長辺は「a」に「b」を足した「a+b」となります。左部分は一辺が「a」の正方形です。

黄金長方形は、全体の長方形の短辺と長辺の比率「a:(a+b)」と、短辺を一辺とする正方形を除いた長方形の短辺「b」と長辺「a」との比率「b:a」が同じになるということです。

つまり、「a:(a+b)=b:a」が成り立ちます。ここから「b」を求めると、「b=0.618a」となるのです。

--みょ 途中がわからないみょ 手抜きだみょ

うん。2次方程式を解くだけです。

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図3:黄金長方形の短辺と長辺の比

--みゃっ 0.618でいいみょ


この0.618というのはテクニカル分析ではフィボナッチ級数として有名です。

--みょ フィボナッチ級数と黄金比率は一緒?

うん。一緒のものです。ただ、黄金比率という場合には今回のように黄金長方形から算出されて、フィボナッチ級数という場合はフィボナッチ数列から求める場合が多いようです。

f(n+2)=f(n)+f(n+1)ってなもんです。

--みょ 両方同じ?

うん。どちらも0.618とか1.618とか0.382(1-0.618)とかが算出されます。

例えば黄金長方形も図1のように「1:1.618」と書いても、1/1.618が0.618ですから0.618:1と同じなのです。

--みょ 618の呪いだみょ

うん。いろいろな計算で618とか382とかが出てくるのです。


そうやって考えると、この黄金比率とかフィボナッチ級数というのはある意味キリがいい数字なのかもしれません。

フィボナッチ級数というのは黄金比率なのです。

美しいかどうかというのは感覚的なものですが、618とか382とかという数字は美を超越する数字のようです。

窓を窓で返す アイランドリバーサルとは?

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図1:日経平均日足6か月チャート+価格帯別出来高

日経平均が荒れています。上昇したと思ったら下落して、毎日ジェットコースターみたいな相場が続いています。


直近では上昇して6か月高値を付けたと思ったら、結局元の水準に戻っています。

そして、上昇でも下落でも窓を開けています。

--みょ 窓を開けて上昇したところで窓を開けて下降しているみょ

うん。窓を窓で返したということです。今回の上昇分は、チャートのほかの部分にはつながっていない離れ小島のようなチャートを形成しています。アイランドリバーサルです。


--みゅぅ んでもよく見ると水準はずれているみょ 島じゃないかもだみょ

うん。確かにそうなのですが、図1で価格帯別出来高を見ると、窓を開けたあたりでぽっかりと開いています。ただし、この価格帯別出来高は便宜上終値ベースで作成してあります。

ローソク足と価格帯別出来高を考えると、仕組み上陽線をつけて上昇したところでは、馬忠の取引がカウントされていません。とはいっても出来高が少ないということは言えます。


アイランドリバーサルが現れると、下降の場合には底打ちで、上昇の場合は天井だと言われています。

今回は上昇で表れていますので、天井となるのかもしれません。

ただ、価格帯別出来高を見ると、窓のあたりではほとんど取引されていない真空地帯のようになっていますので、再度この水準を上抜けると、一気に直近高値まで上昇するのかもしれません。


チャートの分析はゼロから始めるテクニカル分析編で展開するとして、ここでちょっと唐突に価格帯別出来高グラフを使いました。

--みょ むか~し見たことがあるみょ

うん。以前一度作成方法を確認しましたが、機会を見てまた作成方法を確認してみたいと思います。

需給ギャップとGDPギャップと産出量ギャップって同じ意味ですってよ。

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図1:日本の需給ギャップ四半期データ30年推移

日本のGDPギャップがプラスになってきたから、景気がよくなって人手不足につながっているって話を聞きました。


このGDPギャップというのは実際のGDPと潜在GDPの差です。

--みょ GDPって発表されるけど、潜在GDPって聞いたことがないみょ

うん。潜在GDPというのは、潜在能力として備えているGDPで、完全雇用などの時に生産される総供給のことです。ポテンシャルGDPとも言われます。

実際のGDPから潜在GDPを引いた差がGDPギャップです。実際には実数ではなくてGDPギャップを潜在GDPで割った割合(パーセント)で評価することが多いと思います。

プラスならば潜在能力よりも実際のほうが多いのですから、経済は好調だと言えます。インフレギャップです。マイナスだと需要が生産能力よりも少なくて物が売れていない状態ですのでデフレギャップといわれています。


GDPギャップは需要ギャップとか産出量ギャップとも呼ばれています。

これを計算するには潜在GDPが必要ですが、この潜在GDPというのは客観的に公表されるものではありません。何しろ潜在なのです。

--みょ んじゃあ計算できないみょ

うん。でも、一応内閣府とかが推計して、景気判断に使われています。GDPギャップも需給ギャップとして日本銀行から「 需給ギャップと潜在成長率」して公表されています。


30年推移を表したのが図1です。

今は、リーマンショックからの立ち直り途中にあると考えられます。2年ほど前からプラスになっています。インフレギャップです。

潜在GDPよりも実際のGDPが上回っていますので、人手不足で景気は好調だということです。

GDPギャップを見てみると、労働状況も見えてくるのかもしれません。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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