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9月は買い? -come back in Septemberと言うけれど-

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図1:日経平均8月から10月の推移 2008年~2017年(9月初日基準)

え~相場では古くから「Sell in May and go away. But remember come back in September(5月に株を売って相場から離れて、9月になったら戻っておいで)」なんてことを言います。


有名なアノマリーとして「セルインメイ(Sell in May:株は5月に売れ)」というのがあります。

アノマリーってのは、原因が明確ではないけれど、過去の統計を取ってみると同じような傾向が現れる現象です。

よく言われるアノマリーでも、ちゃんと調べてみると根拠があったり、全く傾向がなかったりといろいろです。

なかでも、Sell in Mayってのはいたるところで言われている有名なアノマリーです。


ところで、Sell in Mayには続きがあります。

--みょ 続きって聞いたことがないみょ

うん。Sell in May単独で言われることが多いのかもしれません。でも、もともとは「Sell in May and go away. But remember come back in September」ということです。

つまり、9月に買って5月に売りましょうという話なのです。何しろ、売ってばかりでは5月に売るものがありません。当然仕入れる必要があるのです。


だとすると、5月から下落して、9月には反転するという必要があります。ということで、8月から10月の値動きを9月初日基準で10年間並べたのが図1です。

--みゅぅ なんだかよくわからないみょ

うん。9月に底をつけて反発しているようには見えません。

--みょ 5月と比べる必要があるんだみょ

うん。年間の値動きを調べてみる必要がありそうです。


ということで、10年分の年間推移を並べてみます。10年間の平均を赤線で示しています。

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図2:日経平均年間推移 2008年~2017年(9月初日基準)

--みょ ほとんど傾向はないみょ アノマリってないみょ

う~ん。傾向と呼べそうな動きはありません。全く傾向がないとは言い切れませんが、年々の動きに比べると微々たるものです。

つまり、あてにならないということです。


ということで、年間推移を見る限り少なくともSell in May and go away. But remember come back in Septemberってのはあてにならないと言えそうです。

--みょ 他にあてになるの?

うん。どちらかというと、年末にかけて上昇する「掉尾の一振」のほうが面白いのかもしれません。

卵は一つのカゴに盛るなというけれど

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相場の格言では「卵は一つのカゴに盛るな」と言います。


確かに、一つのカゴにすべての卵を入れておくと、そのカゴを落としたりするとすべての卵が割れてしまします。いくつかのカゴに分けておけば、どれかのカゴを落としても、他のカゴの卵は平気です。

--みょ 卵が残っていれば目玉焼きが作れるみょ 目玉焼きおいしいみょ

うん。確かにすべての卵をダメにする可能性は減るのかもしれません。でも、カゴが増えればそれだけカゴを落とす確率も増えます。

もしも、それぞれのカゴを落とす確率が一定だったら、すべてを入れたカゴも、分けて入れたカゴも落とす確率は変わりません。いくつかのカゴに分けたら、カゴが増えてどれかのカゴを落とす確率は増えてしまいます。


--みょ んでも卵の話はたとえだみょ 相場の格言は分散投資の勧めだみょ

うん。でも、分散投資でも一緒です。いくつかの銘柄に分けて投資した場合はそれだけ個々の銘柄で損失を出す確率は増えてしまいます。

--みょ んでも全財産を溶かす確率は減るみょ

うん。特定の銘柄に集中投資をするよりも、分散投資のほうが大きく資産を減らす危険は少なくなりそうです。


ところで、投資対象を分散するには、同じような値動きをする投資対象では意味がありません。例えばドル円相場への相関関係が高い銘柄をいくつ組み合わせても分散投資とは言えません。

そこで、連動せずにそれぞれ独立して動く、投資対象を組み合わせることが重要です。この「独立して」というのが重要で、単に反対に動くだけではだめなのです。

例えば、売りと買いの両建て。同数の売りと買いを仕掛ければ全く逆に動く投資対象を持つことになります。

--みょ 上がっても下がっても大丈夫だみょ 安心だみょ

うん。手数料を考えなければ盤石です。上がっても下がっても損失を相殺できます。でも、上がっても下がっても利益が相殺されてしまいます。実際には手数料が必要ですので、必ず負ける投資だといえます。

--みゅぅ んでも優待。。。

う~ん。それは特殊なケースですので別の検討が必要なのかもしれません。


分散投資を否定するわけではありませんが、分散投資では投資対象を複数持つわけですから、それだけ検証が必要だと思うのです。

そして、どんどん分散投資をしていくと、インデックス投資と変わらなくなってくるかもしれません。分散投資をしているつもりでTOPIXのインデックス単独投資をしているのと変わらないのかもしれません。

絵の具でも、きれいな色をいろいろと混ぜていくとどんどん灰色になってきます。分散投資を進めていて、気が付いたらインデックス投資になっていたってこともあるのではないかと思っています。

麦わら帽子は冬に買え

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図1:麦わら帽子

相場格言で「麦わら帽子は冬に買え」などと言われます。


麦わら帽子というのはどの銘柄を買えばいいのかわかりませんが、ビールとか蒲鉾屋さんとかの季節性がある銘柄はシーズンオフに安くなったところで買って、シーズン中に高くなったところで売り抜けましょうという格言です。

でも、これってなにも季節商品を扱っている銘柄だけではなくて、株主優待が人気の銘柄だったら、権利落ちで安くなったところを買って長期保有するというのも同じ事のようです。テレビで桐谷さんが言っていました。

そして、季節銘柄だけではなくて、旬な銘柄でも一緒だと思うのです。わかりやすいところでは2020年の東京オリンピック関連銘柄や、今が旬のAI・IoT・自動運転・EV・ロボット関連や、ゲーム機などの新機種発売などなど。株式投資の基本の一つだと思います。


でも、問題は冬に麦わら帽子を買えるかってことだと思うのです。

--みょ 売ってないみょ

いや。本当に麦わら帽子を買うわけではなくて、あくまでも銘柄を買うわけです。

冬にだれも買わない麦わら帽子が安くなっているから買うわけですから、完全な逆張りです。安く仕入れて価格が上昇するまで待っているのです。

実際に猛暑になって価格が上昇すればいいのですが、ひょっとすると冷夏で麦わら帽子が余って価格が上昇せずにむしろ崩れるかもしれません。

これが麦わら帽子ならば1シーズン待てばいいのかもしれませんが、例えば優待銘柄だったら優待を廃止することも考えられます。

旬な銘柄が当たれば大きいのですが、日の目を見ないかもしれません。斜め横の銘柄が上昇して、その銘柄は不発なのかもしれないのです。


桐谷さんはプロの優待生活者ですから、数打って多少外してもそれでいいのかもしれません。

ひょっとすると、麦わら帽子を冬に買うのなら、水着もビールも浴衣もサングラスもまとめて買わないとリスクをヘッジできないのかもしれません。

もちろん。一点読みでばっちり当てると一番効率がいいとは思いますが、なかなか難しいのかもしれません。

5月は売り? -Sell in Mayと言うけれど-

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図1:日経平均日足4月5月の値動き(4月末日基準)

5月です。日本はゴールデンウィークで浮かれています。


相場には「Sell in May(株は5月に売れ)」って言葉があります。

ヘッジファンドの決算があるからなんてことも言われていますが、本当の理由ははっきりしない有名なアノマリーだと思います。

アノマリーとは、原因が明確には説明できないけど、過去の統計を取ってみると同じような傾向が現れる現象です。

もともとアメリカでいわれていたことですが、今は日本でも広く言われています。


統計を取ると同じような傾向が現れるということで、検証してみました。まずは、日経平均の4月と5月で特徴的な値動きがあるのか調べたのが図1です。

2007年から2016年までの10年間の日足終値を4月末取引日を基準に並べました。赤くて太めの線が10年間の平均線です。

--みょ 傾向はなさそうだみょ

うん。そうなのです。少なくとも4月5月の日足を見る限り明確な傾向はありません。


--みょ もっと長い目で見ないとダメだみょ

うん。Sell in Mayには続きがあります。「Sell in May and go away. But remember come back in September(5月に株を売って相場から離れて、9月になったら戻っておいで)」ってな感じです。

ということで、年間値動きを見てみます。また赤い太い線は10年間の平均です。

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図2:日経平均日足年間の値動き(4月末日基準)

--みょ やっぱり平均の変動はすくないみょ

うん。多少4月末に高くて秋ごろに少し下がってはいますが、年間の振れ幅に比べたら無視できるほどです。秋の落ち込みも、2008年10月のリーマンショック後の落ち込みが大きく影響しています。

もしも毎年5月に売って9月に買い戻していたら少しは儲かったかもしれませんが、微々たるものです。とてもあてにした取引はできません。


少なくともこの10年で考える限り、「Sell in May」が有効なアノマリーとは言えません。

もちろん毎年いろいろな値動をしますので、今年に限っては有効かもしれません。

こういった統計を取っていると、ランダム・ウォーク理論とか効率的市場仮説ってのが最強なのかもしれないと思ってしまいます。

相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観と共に成熟し、幸福感の中で消えていく

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図1:日経平均週足1年チャートに加筆

昨年末はトランプラリーで大きく上昇して、今年の大発会で日経平均は479.79円上昇しました。マーケットが浮かれているように思います。


でも、毎日上昇するわけではありません。今年2日目の立ち合いとなった1月5日には73.47円下落していますし、本日もマイナススタートとなっています。

--みょ 押し目買いのチャンスだみょ

うん。トランプラリーに乗り遅れた投資家や、利食いが済んで現金を持っている投資家にとっては押し目買いのチャンスなのかもしれません。

でも、もきち♪も学習して知っています。このタイミングで押し目買いのつもりで買うと「高値掴み」となってしまう場合が多いのです。

そもそも相場は一方向に動き続けることはありません。いつかは反転します。上昇相場はいつかは下降に転じますし、下落相場もいつかは上昇に転じます。


相場格言では「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観と共に成熟し、幸福感の中で消えていく」と言われています。

これを今の相場に当てはめてみたのが図1です。

もちろん。投資家さんの気持ちを調査するのは大変なので、もきち♪の主観で当てはめています。

主観ではありますが、何だかおさまりは良さそうに見えます。

何しろ相場が一方向に動き続けるというのは考えにくいので、いつかは反転するのです。「いつか」ってのがいつかってことです。


今晩米雇用統計の発表があって、1月20日にはトランプ大統領が誕生する予定です。

トランプさんはTwitterで盛んに重要な発言を続けています。新大統領が就任して100日間はマスコミもあまり批判をしないしきたりになっているようですので、新大統領がどのように動くのかで相場も振り回されそうです。

幸福感に浸っていると、冷や水を浴びせられるかもしれません。

プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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