2018.12.15
図1:イメージ画像
テレビを見ていると、CMの多くはサプリメントだったりします。そして今は水も買うもので、若者の消費額に占める通信費の割合はどんどん増えています。
これらの消費の特徴は、1度で済むものではなく、継続的に支出が続くということです。リカーリング(Recurring:循環性)ってやつです。
サプリメントは定期的に摂取するものですから、継続的に購入することになります。水も、ウォーターサーバを導入すると、定期的に届けてくれます。通信費は油断していると一生高額な通信費が引き落とされます。
企業にしてみればしめたものです。一度選んでもらったら毎月お布施が払い込まれます。費用が掛かってでも1件でも多く契約をとりたいのです。
このリカーリングという言葉は最近になって聞くようになりましたが、ビジネスモデルとしては別に新しいものではありません。
昔から毎朝新聞と牛乳が配達されていましたし、お米屋さんがお米と一緒にプラッシーなる不思議な飲み物を持ってきてくれていました。
--みょ お米屋さん?
うん。今ほど自家用車が普及していなくて、重たいお米は配達してもらっていて、ついでに重たい飲み物も持ってきてくれたのです。某乳酸菌飲料だって配達されていました。
生命保険や雑誌やプリンタなどの消耗品も同じからくりです。化粧品なども同じからくりなのかもしれません。よく知らないけど。別に継続消費が新しいわけではありません。
とはいっても、リカーリングという言葉を聞くようになりました。
たぶん。継続消費の対象が新しくなってきたのだと思います。サプリや水や通信費です。他にも使い捨てのコンタクトレンズなども新しい継続消費対象だと思います。
そして、消費額全体に占める継続消費額が大きくなっているのではないかと思います。少なくとも昔は通信費にこんなにお金を使っていませんでした。
消費額の割合が増えているのですから、産業としても大きなものになります。
ここでふと考えたのです。ひょっとしてもきち♪は取り残されているんじゃないかと。
例えばサプリ。管理栄養士の娘や、お世話になっている管理栄養士さんは「別にサプリメントを否定はしないけど、決してお勧めはしない」と言っています。別に害はなさそうだから服用することで安心できるのなら否定はしないということです。
--みょ んでも一粒で1日分の栄養素が取れるんだみょ
う~ん。でも、普通にバランスが取れた食事をしていればそれで十分だと思います。そして、栄養満点のサプリメントと、ダイエット用のサプリメントを服用するってなんだか変です。
そして、何か効果があるのならそれはもう医薬品で、お医者様の処方箋がなければ購入できないはずです。何の制限もなく購入できるってことはあくまでも食品なのです。それだったらおいしいものを食べたい。
水だって、欲しいときには蛇口をひねります。おいしい水が出てきます。水質は自治体が保証してくれています。
スマホも、貧民スマホでいかに安くするかを考えています。
つまり、もきち♪は大きくなってきた業界と距離をとって生活しているんじゃないかと思ったのです。
だからといって生活を変えようというのではなくて、投資対象として大きくなってきている業界に鈍感になっているのかもしれないと思ってしまったのです。
テレビを見ていると、サプリのCMがどんどん流れています。
今まではまったく気にしていませんでした。でも、少なくともどんな企業のCMが流れているのかということには気にしたほうがいいのかもしれません。まったく油断も隙もありゃしない。