2018.04.16
13日の金曜日を考える その4 ~13日のリスト作成の方針~
図1:日経平均 13日の金曜日 前日差 1991年から
Microsoft Excelで13日の金曜日を抽出しています。その3でEOMONTH関数を使う方針が決まりました。
EOMONTH関数の書式は、「EOMONTH(開始日, 月)」です。「開始日」から「月」数分経過した月の最終日を返してくれます。
つまり、特定の期間の13日を抽出するには、基準となる「開始日」を決めて、「月」を1ずつ増やしていけばいいということになります。
--みょ 一つずつ増やすってややこしそうだみょ
うん。計算式の中の数字を増やしていくというのは少し厄介です。連番の列を設ければ簡単ですが、それじゃあおしゃれじゃない。
あまり関数を増やしたくはありませんが、ここはあきらめて「ROW関数」を使うことにします。「ROW関数」は指定したセルの行番号を教えてくれます。
書式は「ROW([範囲])」です。式が入力されているセルの行番号を調べるには範囲を省略して「ROW()」となります。
以上から、13日のリストを作成するには「EOMONTH(開始日,ROW関数を使って連番)」で月末を指定して、「13」を足すことで各月の13日を求めるということになります。
必要なのは「開始日」と「ROW関数の基準となる行」を指定するということになります。
何だか説明が長くなりましたが、その5から実際に13日のリストを作成していきます。