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売上高と利益 その2 ~企業決算短信の抜粋表を作成しよう 番外編~

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図1:固定費と変動費

エクセルで3月決算企業本決算短信の抜粋表を作成している行きがけの駄賃として売上高と利益について確認しています。その1で費用を固定費と変動費に分割しました。


ところで、決算短信にはこの「固定費」と「変動費」という勘定科目はありません。それどころか費目だけで固定費なのか変動費なのかを分類するには細かな「帳簿」がほしくなります。決算短信だけでは分離できないのです。

--みょ それだと分析できないみょ

うん。とは言っても、推移を見ることで類推することはできます。売上高と変動費の関係を見てみます。

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図2:売上高と変動費

横軸に売上高を取って、縦軸は金額です。「固定費」は「売上高」にかかわらず一定の金額が必要です。それに対して「変動費」は「売上高」に比例して必要になってきます。

「売上高」がゼロだと「固定費」だけがかかりますので、「固定費」分の損失です。「売上高」が十分あると、「固定費」と売上高に比例した「変動費」が必要です。売上高のほうが大きければ「売上高」から「固定費」と「変動費」を引いた残りが「利益」となります。


ということを踏まえて、図1の状態から売り上げが減った場合を考えます。前回の「その1」の記事では「売上高」が減っても「費用」は一定だとして検証しましたが、実際には売上高分の「変動費」が減るはずです。

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図3:前回確認した売上高が減少して費用が変わらない場合

例えば、100万円だった売上高が80万円に減ったとして、費用が60万円から55万円に減少したら利益は25万円となります。

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図4:売上高減少と変動費減少


図4を考えると、売上高が減少「減収」して、利益も減って「減益」います。「減収減益」です。

--みょ 収入が減ったのだから、利益が減るのは当然だみょ

うん。でも、上で確認したように、仮に「費用」が変わらないとしても「売上高」が減少した金額しか「利益」が減ることはありません。いや。むしろ「変動費」が減少する分「利益」の減少は少なくなるはずです。

ましてや、売上高が増加「増収」して利益が減る「減益」というのはもってのほかです。

つまり、「売上高の減少」を超えて「利益が減少」している場合には何らかの変化が起きたと考えるべきです。

--みょ 何らかの変化?

うん。固定費が上昇しているか、売上高変動費比率が上昇しているかそれとも両方かということです。一時的なものか今後も続くのかは大きな問題です。


番外編はこのあたりで終了して本編に戻ります。

番外編では「売上高の減少」を超えて「利益が減少」している場合には注意が必要ということを確認しました。

本編では一覧表でここを確認していきます。
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プロフィール

もきち♪

Author:もきち♪
個人事業主ですが株式投資のほうが主体になっています。

投資スタイルは逆張りナンピン。チキンになりきれないひよこ投資家™でピヨピヨトレードです。

2007年に投資信託を始めて、2009年に国内株式の個別銘柄投資を始めました。

中小企業診断士(診断業務休止中)でオンライン情報処理技術者です。

ブログでは株式投資とコンピュータの話を中心に書いています。

きほんゆるめに。。。

【FISCOソーシャルレポーター】ってのに公認されました。


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