2018.05.24
Twitterのブロックは慎重に

図1:Twitterのフォロワーブロック画面
Twitterって基本的に誰でも誰かをフォローして「フォロワー」になることができます。
んでも、誰でもフォロワーになれると自分がつぶやいた内容が筒抜けになります。
--みょ Twitterってそういうものだみょ
うん。んでも、特定の人以外にはだれでもつぶやきたいという人だっています。
そんな時には特定のユーザーをブロックすることができます。フォロワーだったり、通りすがりのユーザーだったりをブロックすることができるのです。
ユーザー誰にでも認められた権利です。だと思っていました。
ところが、この特定のユーザーに対するブロックがけしからんという判決が出ました。
引用:ロイター トランプ大統領のツイッター利用者ブロックは違憲=米連邦地裁連邦地裁のバックウォルド判事は、大統領、また政府当局者のアカウントに掲載されたコメントは公的なフォーラムだと指摘。ユーザーが持つ考えに基づきブロックすることは、言論の自由を保障する憲法修正第1条に違反しているとの見解を示した。

図2:アメリカ大統領 Donald J. Trumpさんのツイッター
トランプ親方は以前からTwitterで公式ともとれる発言を繰り返しています。当然Twitterで反論したり批判したりする人も出てきます。
トランプ親方にしてみれば面白くありません。ということで、ブロックしているとのことです。そして、このブロックが憲法に照らし合わせて「けしからん」ということになったようです。
いくらアメリカの親方とはいえ、SNSで付き合いたくない人をブロックしたら憲法違反なのです。
ロイターの記事は以下のように続けています。
引用:同上憲法修正第1条を専門とする、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院のユージーン・ボロク教授は、今回の判断はトランプ大統領以外にも影響を与えるとし、「全国の政府当局者に適用される」との考えを示した。
親方だけじゃなくて、政府当局者は同様に憲法違反になるというのです。
たかがSNSのつながりの話です。SNSのルールにのっとった操作が憲法違反です。びっくりです。
司法省としては判決に納得できないから次の対応を検討しているとのことです。ことは憲法解釈ですので、今後どう展開するかはわかりませんが、SNSでブロックや関係を勝手に解除すると怒られるようになるのかもしれません。
--みょ 公的な人だけだみょ
うん。でも、そのうち適用範囲が広がって、SNSハラスメントが問題になって、ややこしい展開になってくるのかもしれません。
もうね。ややこしいから公式な人たちはゆるめのSNSには入ってこないでほしいと思ってしまうもきち♪君でした。
